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【本】図書館奇譚

図書館で「本を探しているんです」と言った少年は地下室を案内され、そこにいた老人に奇妙な迷路へと導かれる。途中で合流した羊男も一緒に着いた先は地下牢で、そこで一ヶ月を過ごし、分厚い本3冊を読み知識を蓄えたら脳味噌をちゅうちゅう吸われるという。知識の詰まった脳味噌はとろりとしてつぶつぶもあり、とてとおいしいらしい。地下牢の食事は思いの外豪華でおやつに揚げたての美味しいドーナツも出る。少年の運命はいかに!?

村上春樹特有の独特の世界観に挿絵がたくさん入った絵本。知識を貸し出すだけじゃ図書館が損をするから、知識を蓄えた脳味噌をちゅうちゅう吸い尽くす。どこの図書館も多かれ少なかれやってることらしい。私の大好きな図書館にこんな奇妙な部屋があったら…知識の詰まった脳味噌はどんな味なのか、脳味噌を吸われるのはどんな気分なのか…
#図書館奇譚 #村上春樹

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