【本】ペッパーズ・ゴースト
中学の国語教師・檀は猫を愛する奇妙な二人組が暴れる小説原稿を生徒から渡される。檀は他人の未来が観える不思議な力がありサークルと呼ばれるグループに関わり始め……。
他人の未来が観える国語教師・壇は観えてたはずなのに救えなかった生徒への罪悪感を抱えて生きている。そんな中、ひょんな事からあるサークルのトラブルに巻き込まれていった壇だが、生徒から渡された自作小説の登場人物が目の前に現れ…
いつのまにか小説の中の話なのか現実なのか(厳密にはこっちも小説なんだけど)がわからなくなった。ネコゴジハンターは実在するのか!?
人間は『永遠回帰』なのか…辛い事があった人には辛すぎる説だが、現在の一瞬を充実させて辛い人生をひっくり返せるのなら私だったらそうしたい。
※『永遠回帰』… ニーチェの用語。 宇宙は特定の目標に向かって進んでいくものではなく、全体として同一の状態が円環的に繰り返すことを説き、未来に救いを求めるより現在の一瞬を充実させて生きることをすすめる思想。