見出し画像

京彩まちあるき-御所西周辺

2022年9月3日“京彩まちあるき企画”を開催しました。古材文化の会京彩PMチームとぶんぶんカフェの共催です。

京都を彩る建物や庭園

『京都を彩る建物や庭園』という制度をご存じですか?
京都市では、京都の財産として残したいと思う建物や庭園を公募によりリスト化公開して、市民ぐるみで残そうという気運を高め、維持継承を図っていく制度があります。これは市民のみなさんから募集していて、みなさんが「いいな」と思う建物や庭園を推薦することから成り立っています。
推薦された建物や庭園は、審査会を経て“選定”され、その中から特に価値が高いと認められたものは“認定”とされます。
京都市「京都を彩る建物や庭園」HP     略して「京彩」

応募フォームはコチラ
対象は京都市内の建物で京都の歴史や文化を象徴する建物や庭園です。京都市内に在住,通勤又は通学される20歳以上の方なら、誰でも推薦できます。
 ※ 概ね50年以上を経過したもの

御所西エリア 

京都のまちなかを歩くと、歴史ある魅力いっぱいの建物にたくさん出会います。今回はみんなでまちあるきをして、この「京彩」制度に推薦する建物を見つけていこう、推薦文を書いてみようという目的で、ぶんぶんカフェ周辺の御所西エリアを歩きました。(字句のまま、御所の西側あたりです)

御所西エリアは建て替わったビルやマンションがあるものの、装束店や教会、町家などもたくさん残っている地域です。大正~昭和初期頃に建てられた長屋建て町家や、路地奥にも多くの町家があります。
タイル張りの洋風町家の佇まいがかわいらしく、見とれているとお向かいの住人が出てきて建物の経歴などを教えてくれました。

、、、かと思えば、近年解体されてしまったお屋敷跡の広い敷地にさびしさを感じたりもします。
ゲストハウスに用途を変えている町家もたくさんあり、今後の活用が気がかりでもあります。

ていねいな解説付き

みなさんと歩きながら、建物を見つけ、それぞれの良さを話し合い、また歩く、、、うねうねとまちあるきが続きます。気になる箇所、わからない部分などは文化財マネージャーの先輩、永松尚さんがていねいに解説してくれます。いつもありがとうございます。

ぶんぶんカフェに戻ってからも永松さんに今見てきたところのお話を興味深くうかがいました。その後、それぞれが推薦文を書く予定だったのですが、時間切れとなってしまい推薦文は宿題となりました。

参加者のみなさんそれぞれ気になる建物があったようですね。
みなさんで推薦していくことで、大切にしたい建物の維持、保存活用の1歩になればと思います。

まだまだ暑さが残る季節でのまちあるき、参加されたみなさまお疲れ様でした。ありがとうございました。
「京彩」まちあるき、また企画する予定です。どなたでも参加できますので、ぜひまた一緒に歩きましょう!




いいなと思ったら応援しよう!