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放射線治療の観察記録(乳がん、25回)

先日、放射線治療25回
(祝日がない期間で平日5週間)
無事に終えることができました!

最終日に元同僚の年上の先輩たちと
ランチにきしめん屋さんに行った。

このメンバーで会うのは久々で
でも他業種なこともあって
全く緊張感もなく楽しかった。

さて病気のこと
どっから話したらいいのか、
楽しい雰囲気も壊したくないし。

健診で見つかったこと、
手術したこと、再建はしない選択をしたこと。
リンパ転移してて抗がん剤治療することになったこと。
今放射線やってて…

あれ、結構忘れてることもいっぱい。
というか、note読んで!そのほうが早いかも。

て、言いたくなった。笑

その時にふと思った。

ちゃんとここに書いておけば、
友人だけじゃなくて友人の友人とか、
周りの人にもし同じ治療をすることになった人が
どんなだった?と必要になった時に参考になるかも。

放射線の経過は細かく日記をつけれてない。

ですが、今なら思い出しつつ
ここに記録しておこうと思います。

1週目 6月からスタート!風邪をひく
6月3日(月)照射初日
初日は時間が少しかかるからと13時にがんセンターへ。
特に何も感じず、照射後に診察をして終わる。
会計が3万円 放射線のなんとか手当がつくから初回は高いんだそう。

6月4日(火)2回目 ここから毎回9:30/毎回1万円くらい
放射線のことよりもドセタキセルのむくみが辛くてヨタヨタ。
足が痛い、ロキソニン飲んじゃう。

6月7日(金)5回目
朝から少し喉が痛い、微熱っぽい。
37度はないけど、どうしようか。

行くか迷って放射線科まで行く。
(車で待って電話にすればよかった)

先生などに確認し、本人できそうならOKと照射することに。
帰ってから37.4度じわじわ出てきた。
近所の内科に行ってコロナとインフル陰性。

次の日には熱は下がったが倦怠感がきた。
土日で回復を目指す。

2週目 咳が出て困る。傷が少しうずく。
6月10日(月)6回目
咳が発作的に出そうになる。

軽い咳ならそのまましていいよと言われる。
大きい咳は機械が止まるから心配しないで、と。

照射している胸の傷がほんの少しうずく。
痛みが術後を思い出す。

6月12日(水)8回目
父親が前立腺がんの検査入院で
退院する日、お迎えに行く。
足はまだ痛いけど車使えば大丈夫か。

3週目 喉の違和感。ごほうびの朝モス!
6月17日(月)11回目
のどにポップコーンの皮が
ずっと刺さっているような違和感がある。

ただ喉の本当に奥の方で初めての感覚。
鏡で口の中をのぞいても何も見えない。

夫に本当に何か刺さってるんじゃないの?
と言われ、そういえばポップコーン食べたかもしれない。
と本気でそう思っていた。
(まだ先生や看護師さんへは言わなかった。)

月曜は診察の日、
傷のところがつっぱる感じと少しヒリヒリするので
ヘパリン類似油性クリームを出してもらった。


ピンクのヒルロイドクリームじゃなくて
ジェネリックの青いキャップのやつ。

油性だからか、のびが悪いけど
その代わりしっとりする。
お風呂上がりやお昼に使う。

6月19日(水)13回目
飲み込む時に違和感がある。

パンとかパサパサしているものとか
目をつむって下を向かないと飲み込めない。

放射線のせい?風邪の名残りのせい?
それともポップコーン??

6月20日(木)14回目
早く終わった、嬉しい!
自分のご褒美に朝モス間に合った!

飲み込む時にえいっとしないと飲めないな、
悪化してるかも…

定期診察は月曜日。
何かあったら診察はできるけど、
早く帰りたいし、我慢できるし…
月曜まで様子見るか。

4週目 アルロイド処方、抑うつっぽい
6月24日(月)16回目
診察で喉の違和感の話をしたら、
よくあること。とのこと。
アルロイド内用液(緑のドロドロ)処方される。

皮膚はクリームで対応。

6月26日(水)17回目
喉が痛くなってきた。あの薬を飲む。
アルロイド内用液がドロドロで気持ち悪くて
嗚咽して飲めない。気持ち悪くて涙が出てくる。

糸が切れたんだと思う。

病院へ向かう車で大泣きする。
「貯金がなくなったら治療を全て辞める」
「もう死んでもいい」
と本気で強く思った。頭の中に字で浮かんできた。

お墓の間をいつも通っていたので
気持ちが引っ張られてしまったかな、とか
後になって思ったり。
(今はそんなこと思っていません。)

ホルモン治療のタモキシフェンのせいだったかも。

6月27日(木)18回目
今日は息子の5歳のお誕生日。
朝モスもこれた、スーパーに買い物もして
noteもできた、ニコニコで過ごそう☺︎

5週目 やっとやっと最後の週!

7月1日(月)20回目
今日は診察日、利尿剤出してもらうの忘れずに。
(ドセタキセル副作用の浮腫みがまだあるが
 少しずつだけど体重が減ってきた。)

がんセンターの駐車場から歩くのが
最初つらくてヨタヨタしていたのに、
あれ、あの辛さはなくなってきてる!

さっさと歩けるのが嬉しくなった。
これってしあわせなことだな〜と感じた。

皮膚はだんだん赤みを帯びてきた。
ヒリヒリもする。
胸だけじゃなくて脇の下のところも変化してきた。
なんでここなんだろう。絶妙に変なとこ変色してきた。

7月5日(金)25回目
首のところもなんか赤み出てきた。
丁度のどの違和感があるところの表面のところが赤い。

最後の診察。
確率は少ないが肺炎に気をつけて、
放射線治療していたことは伝えるように。

胸の照射したところはどんどん時間をかけて固くなっていくと思う。
3、4年かけて柔らかくなると思う。と説明を受ける。

なんか事前に説明あったけどいざこうなると結構やだなー。
というのが正直な感想。

そして現在、
首のところの皮がむけてきました。
ヒリヒリしています。クリーム塗ってます。

日焼けしないように
忍者みたいなマスクして外へ出ます。

ノースリーブを着ようと思ったら
脇の下のところがしっかり赤みを超えて
黒っぽく色素沈着しているので、がっかり。

あと浮腫みで腕がブヨブヨでがっかり。

今週は朝ヨガ再開して、
立ち腹筋を追加で始めました!

体力、筋力を戻して頑張ろう!
という気持ちになっています。

25回毎日病院へ通う。
淡々と、粛々と通っているつもりだったけど
やっぱり長かった…。

途中心が折れてしまい
泣きながら照射してもらったのも
今ではいい思い出。

技師さんは男性しかいないと聞いていたけど
たまたま新しく?女性が入ったようで
教えている様子だったり、

さらに学生さんも来ていたりと、
たくさんの人に囲まれながら治療してもらえた。

ご年配の患者さんも多い中、
動かないように上手にやれていたと思うので、

よい練習台だったんじゃないかな?
と勝手に思っている。笑
これもいい思い出。

最後の日はその女性の技師さんに
「大変お世話になりました。」
お礼を伝えて退室した。

また来ることはないと思いたいけど、
これにて放射線治療は終わった。



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