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出会いで始まり、出会いは広がる

100年に1度と言われる疫病の流行。
人間も生物である以上、天敵は発生しうるもので、その環境を憎んでも変わらない。自分自身が適応・変化していくことができるかが大切だ。
この一年間、最大の変化としてPOOLOというコミュニティに所属したが、それも7月まで。こんな状況下での1年をまとめて、これからの事を書いてみたい。

1. 退屈な日々からの脱却

人生において大きな変化をもたらしてくれた旅。それも海外への旅。
この一年はそれができなくなってしまった。
毎日仕事に行き、土日は基本的にはステイホーム。
変化や新しいものと出会えるものがない日々。
そこで出会ったPOOLOというコミュニティ。変化の無い日々に大きな変化を与えてくれた。
TABIPPOの考える"旅で世界を、もっと素敵に。"に共感して参加してみたが、予想を上回る内容だった。
Beforeコロナの時代、皆さんは何人ぐらいの人と出会う事ができ、その人たちの出身はどこで、プライベートで話をする事のある人は何人ぐらいでしょうか???
POOLOに参加した事で一番大きな収穫はプライベートでいろんな話ができる仲間ができたことだ。それも日本各地で、何十人も。
これはBeforeコロナの時代ではあり得なかったことではないか。
POOLOのメンバーは常に前向きで、学ぼうとする力が強く、肯定力が半端ない。そんな大切な仲間に出会えたのはCovid-19のおかげでもある。

2. この一年での学びと変化

POOLOで、学ぶ事ができたのはの講義の内容は当然だが、再認識という点でこれらが見られる。

- 日常で学んでいく楽しさ
   人生に学びがあるから楽しさが増えるよね
- 行動する事の重要性
 "あれやりたい"、"こうならないかな" では物事は進まない。
 自分自身から動こうよ
- あらゆる考えを受け入れる事(同調ではなく協調)
   ダイバーシティ化が進んでいく中で、これまでの価値観では
 物事がうまく進まない事は十分に考えられる。
 POOLOの人たちと話していると自然と身につく気がする。

一方で、このようなコロナの時代によって、いろいろと考えさせられて、考えが変わった事もある。
自分の人生、考えてみないといけない。

- 死ぬまでの人生設計
 自分が何歳まで生きるかなんて分からない。
 ましてや健康年齢がいつまでかも不明。
 コロナでは今現在390万人の方々がな亡くなっている。
 事故や病気で若くして亡くなる方もいる。
 老衰で100歳過ぎで亡くなる人もいる。
 そう考えると、"いつかやりたい"はあまり良くない。
 何歳までに何をしたいかを考えるべきと考えが変わった。
 「人生100年だ!80歳まで働いて、その後、世界一周しよう。」
 生物学上のオスである以上、この考えで行動したら目標達成できる人は
 相当少ない。やっぱり現実と向き合う事が大切!!

3. 旅が与えてくれたもの

図1

一つのパスポートで行けた国々

 やりたい事を書く前に、POOLOというコミュニティと自分の共通言語である旅について書いてみたい。
もともと国内旅行が好きで、国内の様々な場所に出かけた。
そんな中、海外旅行への興味が湧いて、就職先も長期休みが年に数回取れるところを絶対条件としていた。
そして、大学生活の最後の締めくくりに卒業旅行で初の海外、西欧に行き、文化が全く違う領域に踏み入れた感覚は"新鮮"と"驚き"であった。
また行きたいという思いはあったが、就職してしばらくは車のローン返済で金銭的な余裕がなく海外への気持ちも消えかけていた。でも、そこで出会った中国出張がまたあの感覚を思い起こさせた。
帰ってきて、バックパッカーをやっている同期に相談して、思い立ったらすぐに行ったのがインドとタイ。
インドのカオスな感じとタイの路上の雰囲気。。。バックパッカーとして生きる事を決意。お金が無くても楽しそうなインド人たちは忘れられない。
長期連休の活用だけであるが、社会人だって、バックパッカーはできる
出張もあるが、10年パスポートで32ヶ国+2特別自治区に訪問できた。重複を含めれば合計41の国に行っていた。
旅を通して学んだ多くの事に何か行動したい。思うだけなら誰でもできる。
そして、多くの人にこのような経験をしてもらいたいという気持ちは増していく。

旅には本当に感謝している。

4. これからやっていきたい事

これからやっていきたい事は大きく3つある。
そして前提として人は人の為に何かをする事はできるが、根本的には自分の為である。人が幸せになる事ができたら、それは自分が嬉しいから。
そして自分らしさを考えた時に決して他人から脚光を浴びる主役となる人生は歩みたいとは思っていない。常に人を支えている側でいたい。

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1) 旅のサポート
 旅に感謝し、多くの人に同じような経験をしてもらいたい
2) SDGs
 世間で言われるSDGsに対して、自分ができることで協力したい
3) 協働と教育
 人事の仕事をしたかったが、できていない今
 でも、実は今もやりたい事が出来ている事に気づく

1) 旅のサポート
 自分を成長させてくれた旅。この経験を多くの人達にしてもらいたい。
そしてTABIPPOが掲げる"旅で世界を、もっと素敵に。"を実現させるべく、POOLOメンバーでできる事を考えてみた。
 一般に、海外旅行となると費用がとてもかかると思われがちである。また、言葉が話せないから不安があるという人も多い。
それらの問題点を解決すべく、海外旅行に行く際に便利なツールを使用した人たちの声を基に集めてみたら便利ではないだろうか。POOLOメンバーの経験から良いツールやアプリを集めて一つにまとめたら旅行く人が旅に行きやすくなる。また、抱えている不安も減る。
 例えば、一例で航空券の検索にはSkyscannerという便利なツールがある。これを知っているか知らないかで、時間浪費が大きく変わる。同様の例ではヨーロッパ内の移動の検索にはOmio(旧:Goeuro)がある。
言葉の壁を払拭するならスマホの翻訳サイトを使えば何とかなる。これもSimカードの設定や購入方法をまとめてあれば、誰でも簡単にできる。
その他にもPOOLOメンバーならいろんなアイデアが出ると思っている。
 これを通して旅する人を増やしたいし、TABIPPOが掲げる理念にも還元していきたい。

2) SDGs ~貧困を減らそう~
  昨今、SDGsが日本にも広まってきた。過去より、ボランティアでとある政令指定都市のSDGsに対する認知を推進してきた。これからはもう少し手を広げて何かをしていきたい。特に貧困に対しては強い思いがある。

"自分は日本人だから、こうも世界中に旅する事ができる"

 海外旅行をすると上記のような思いが腹の底から出てくる事がある。国の間で貧富の差がある以上、自国より物価が高い国に行くのは生涯で数える事しかできない人がいる。そもそも国外にすら行けない人がいる。
 また、実際にアジアの国に行けば、幼児が働いているのも目にする。それは教科書の中だけの話ではなく、事実であった。
 ブラジルのに行った時、日本にいるブラジル人の友人の家族や友人の家に泊めてもらい、案内をしてもらった。旅をする間、みんなブラジルは危ないからと常に気にかけてくれた。約2週間、事無くして、帰る事ができたが、最後に空港まで送ってくれた人と別れる際には、自然と涙があふれ出てきた。言葉も通じない日本人に優しくしてくれた感謝の気持ちと自分だけ安全である日本に帰る事への後ろめたさからである。
 生まれる環境は自分では選べないが、公平ではないこの感じに対して、何もできないのは悔しい。でも、日本に居ながら、自分でもできる事は必ずある。それを何とか形にしたい。

3) 協働と教育
 就職活動をする時に人事希望かつ海外で働く事ができる事を望んでいた。働きやすい環境づくりや採用、そして教育をしたいという思いが学生の頃からあった。何をするのも人であるので、人が育たなければ良くはならない。POOLOを通して、一年間活動し、自分自身を振り返ってもこの気持ちに変わりはない事に気づいた。また、人事という言葉に囚われて目的を見失いつつあり、手段ばかり気にしていた事にも気づいた。
 そういった意味で、協働とは、海外の人たちと働きたいという意味で書いた。自分の持っていない価値観を持つ人たちと働き、自分の常識が常識でない事を知りたい。今の仕事ではお客さんは世界にいて、直接やり取りをする事もあれば、海外拠点を通して仕事をする事もある。自分の中の挑戦として、基本的に海外拠点とやり取りする際には日本人にはお願いせず、現地人と直接やりとりする。そして同じベクトル(ゴール)に向かって仕事をする事が非常に楽しい。よって、これは今もできているので、今後も継続する。
 次に教育とあるが、これは人事でなくともできる事に気づいた。海外拠点の現地人たちは別の立場でお客さんとやり取りをする。その為、自分たちの持っている知識を理論づけして教育するように説明する事が必須だ。そうしないとお客さんには結果だけ伝わり、説明ができないので、説得できずに終わる。そのような意味で、今の仕事は十分教育に近い事に最近気づいた。そして、来月からついに外国人の後輩ができ、協働と教育の両方を身近に経験する事ができる。
 これに対しては現状の不満から転職なども考えたが、この卒業制作を進める中で、自分のやりたい事や今の状況を客観的に振り返る事が出来、冷静に振り返る事ができた。

30代はこれらの3つを軸に目標を達成していく事をやりたい事とする。

5. 感謝とみんなにお願いしたい事

<感謝>
 本当に、運営スタッフとメンバーの皆様、一年間ありがとうございました。いろいろ事情があり、POOLO開始当初はあまり活動ができず、後半から皆さんとコミュニケーションをとる事ができたかなと思っています。
こんな出会いを与えてくれたCovid-19には感謝しなければならないのかもね。そして、これからもここでのつながりを途絶えないようにしていきたいと思います。

<お願い>
さて、最後に2つ皆さんにお願いがあります。
1つ目は上にも書いた、旅に便利なツールをみんなから教えていただきたいです。また、そのような場を設けますのでご協力お願いいたします。
2つ目はAfterコロナの時代、引き続き旅を楽しんでいきましょう♪

Afterコロナの時代がやってくる。
パスポートの更新も完了した。
さて、新しい旅と出会いに出かけましょう。

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