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ぎゅっと一行感想文
♡ 冬虫夏草(梨木香歩)
「うつつ」と「あやし」の境をいく愉悦。
♡それからはスープのことばかり考えて暮らした (吉田篤弘)
時間も空間も、遠回りをしないと見られないものがある。
♡三島由紀夫レター教室 (三島由紀夫)
手紙が織りなすおとことおんなの人間模様は深く浅く入り組んで、面白く。
♡世界の終わり、あるいは始まり (歌野晶午)
「かまいたちの夜」のように、どの道を行っても、いずれ親はしんどいね、とため息。
♡ちょんまげぷりん (荒木源)
筋を通すことのかっこよさ。
♡ 平成猿蟹合戦図 (吉田修一)
あ、これはあのひとの猿蟹合戦だったんだな、とラス前でわかる仕掛けはなかなかになかなかに。
♡ 泣かない子供 (江口香織)
心ここに在らずと見える人の心がどんなところを旅しているのかを辿るような感じ。
♡ 村上海賊の娘 (和田竜)
歴史書の隙間に想像力をぶっこんでぶっ飛びのヒトガタを創り上げるのは楽しかろうねえ。
♡ 漁港の肉子ちゃん(西加奈子)
おもろうておもろうて、やがてせつなくて、 そのすべてで励ましてもらう。
♡ 第2図書係補佐 (又吉直樹)
35歳で芥川賞を獲る作家の素敵な足跡。
♡ サラバ! (西加奈子)
それぞれの生きづらさが染みてくる。
♡ 命売ります (三島由紀夫)
漢字の画数の少ない三島作品はアイロニカルにひとがたを切り取るから油断できない。
♡ 蓮花の契り 出世花 (高田郁)
湯灌師の生きざま、ずしり。
♡ 働かないの―れんげ荘物語 (群ようこ)
今日もつつがなく暮らせてよかった、と自分を褒めてあげることが生きる極意だな。
♡ きもの (幸田文)
過ぎた時代のなかに置き忘れてきた、細やかなでさりげない心配りがそこにある。
♡ 桜姫 (近藤史恵)
歌舞伎界の三階さんの機微がいいね。
♡ 千年鬼 (西條奈加)
一途や。
♡ こうふく みどりの (西加奈子)
かいらしゅうて、いじらしゅうて、やるせのうて、そらおそろしいのがおんなやな。
♡ こうふく あかの (西加奈子)
おとこはせつないものだなとばかり思う。
♡ 砂漠 (伊坂幸太郎)
いい出会いだったね。
♡ にじいろガーデン (小川糸)
素敵なおはなしだけど、おいていかれ感が拭えない。
♡ 書店員の恋 (梅田みか)
淡い水彩画を見ているような。
♡ 月の上の観覧車 (荻原浩)
人生の後半戦のものおもいは、いずれせつない。
♡ あつあつを召し上がれ (小川糸)
このひとのことをもっと知りたいと思ったのは「ポルクの晩餐」の「俺」かな。
♡ 銀河食堂の夜 (さだまさし)
あー、こんな居酒屋さんへ行きたい、と何度も思う。
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