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限り

大きな地震のあの時、この手につかめる物は
どれも永遠ではないのだとまた思い知らされた。

この星にさえ限りがあるのだと思えば
こころのどこかがしんとなって
うじゃうじゃと群がって生きている自分たちの
浅はかさのようなものを感じてしまう。

そんなふうに浅はかであっても
地に満ちるのが神の意思なのか。

この国では老いた人間が地に満ち始めている。
乗り物では席を譲られる老人ではあるが
地球という乗り物に老いた人間ばかりが満ちたとき・・・・
人間と言う種の限りが見えてしまうのではないか。

あたらしい命に繋がねば
この種が地に満ちることはない。

大切にすべきものを見誤ってはならないと思う。

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bunbukuro(ぶんぶくろ)
読んでくださってありがとうございます😊 また読んでいただければ、幸いです❣️