そこにいないひとのためのランチョンマット
兄嫁のひとりの食卓を楽しくするために、と作り始めたランチョンマット。一人暮らしの兄嫁はそれを6枚も買った。
何故6枚なのかなと考えた。
そして、それは自分のため、というよりそこにいないひとのためなのではないか、と思い至った。
↑「野菜を❣️」 ¥1800 sold out❣️(清子さん)
誰もいない席におかれるランチョンマット。
それはもう帰りこないひとのためかもしれないし、これから来るひとのためのものかもしれない。
可愛がっていたペットを忍ぶためかもしれないし、懐かしい思い出のためかもしれない。いつかの見果て夢であるかもしれない。
↑「パリからの手紙」 ¥1800 sold out❣️(ローサヨーコさん)
そのランチョンマットの上に置かれるのは、食べ物や飲み物の入った食器ではなく、思いが満ちる見えないうつわなのかもしれない。
来し方行く末のどこかに思いを馳せながら、こうであったら、こうなってくれれば、なんて今ここの自分からふわりと抜け出す時間のためのランチョンマット。
だれかのこころを揺らすことができるかなあ。
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