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歩けるようになっても、ハイハイ遊びがいい理由

久しぶりの更新です。
なかなかまとまって書けずお休みしていましたが、
ぼちぼち再開していきたいと思います。

日々の会話でママさんたちから聞かれる「ちょっとした疑問」への解答を、他の方にも使ってもらえたらいいなあ、、という思いからの、
「歩けるようになっても、ハイハイ遊びがいい理由」です。


・うちの子、歩き始めは早かったけど、よく転んでしまう、、
・歩くのに疲れて、すぐ抱っこになってしまう、、
・なんだか内またになってきた??
・何かやらせようと思っても、不器用なのか真似できない?

こんな声、よく聞こえてきます。

今日は、タイトルにもある通り「ハイハイ遊び」がいろいろな子どもの発達に効果的です、というお話です。

ハイハイで、足も、歩く力も育つ!

赤ちゃんは、ハイハイをしながら、足の親指で地面を蹴る力をつけます。
ハイハイをたくさんすると、やがて立てるようになった時、その次に歩けるようになった時に、親指でふんばり地面を蹴ることで、スムーズな歩行ができます。
足の親指の力が弱いと、転びやすかったり、歩く時につま先以外に力を入れている場合には内またや偏平足になる可能性があります。

ハイハイで、転んだ時に手が出る力が育つ!

「保護伸展反応」という言葉があります。これは自分の身体を守ろうとして反射的に出る反応で、乳児期に獲得する力のことです。
ハイハイ運動やゆさぶり遊びの中で、保護伸展反応が育つことで、転びそうになっても立て直したり、手をついて支えることができる身体になります。

ハイハイで、認識力が育つ!

上で書いた「保護伸展反応」は、中脳の機能になります。中脳の機能は、子どもの成長時に獲得する他の力と深く関係しています。
たとえば、人と話す時に相手の顔を見る、何かを操作する時に手元を見る、人の話をしっかり聞くという力などなど。
目線が合いにくいな、目と手が連動しにくいな、集中力がないな、というお子さんの場合、身体の力を育てることで、気になる姿が改善される可能性があります。

「うちの子、歩き始めたらハイハイしないんだけど」という方に、、

お子さんがまだ小さければ小さいほど、遊びの中でハイハイを取り入れやすいです。おうちの人もハイハイをしながらのおにごっこや、大人の身体や机、椅子を使ったトンネルくぐりは、自然な形でハイハイ運動を楽しむことができます。
もしくは、足指を踏ん張るような遊び、たとえばお相撲ごっこやおんぶごっこ、坂道を登ったりすることも有効です。

小学生など大きいお子さんには、お散歩に誘って、坂道を登って階段を下りる、というコースを選んで出かけてみるのも良さそうです。

☆子どもに何かをさせたい、という時には、大人が一緒にやって楽しむのが一番効率的です。自分の運動不足解消に!と割り切って(?)、ぜひ一緒にやってほしいなと思います。
(極端な話、「ハイハイはあなたの身体にいいのだから、やりなさい」と言われてそのままハイハイする子は、いませんもんね。)

今回は、ハイハイ運動が主に足の発達や歩行にいいよ、という内容でしたが、実は「良く眠れるようになるよ」「ご飯を食べるのが上手になるよ」「手先が器用になるよ」「言葉の発達がスムーズになるよ」などいいことづくめ!そんなお話もまたできたらいいな、と思います。

 参考資料:リズム運動と子どもの発達 丸山美和子著
      「はう運動あそび」で育つ子どもたち 今井寿美枝

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今週の4日(土)は<親子リズム>、再来週14日(火)は<親子でわらべ歌遊び(復習会)>になります。
どちらも、子どもさんの身体を育てる遊びをたくさん紹介しますので、お気軽にご参加くださいね。

トップ写真は、親子リズムのポイントカードです。10個たまったら、いいことありそうです♪

(仮)bunbuk ライン公式アカウント 
椎葉村近隣での子育て支援活動など、ご紹介中です。

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