子無き相でも食を慎めば跡継ぎを得る

子無き相であっても、若い頃から大食をせず、厳重に節制をしているものは、義理の間柄であっても、必ず良い跡継ぎを得るものである。若い頃から食の細いものは、生涯にわたって節約した食が老年になって、子孫と言う形をとって、そのものを満たしてくれるものである。そして、死んだ後も、そのもの霊魂に供養してくれるものがある。 財産家であっても、子孫のないものは貧弱に見える。すなわち子孫と言うものは老年に達した人間の食禄のようなものである。


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