自閉症の息子と2人でキャンプ【8泊目】
自閉症の息子と行くアウトドアを書いています。
達磨山登山からのつづきです。
達磨山下山後、南伊豆へ向かいます。
今回のキャンプ地は、「グリムの森キャンプ場」のムササビデッキです。
独立したウッドデッキになっており、プライベート感が強いようです。
場所が分からないので、管理人さんに電話して連れて行ってもらいました。
HPでは分かりませんでしたが、ウッドデッキまでのアプローチは、狭い長い木の階段を上がる必要があります。荷物の多いファミリーは、ここで苦労するかも知れません。
ウッドデッキは、かなり険しい場所に作られており、2人にはもったいないぐらい広いです。
魚を焼いて、
息子の熱いリクエストのハンバーグを焼いて、
大人は、ビールにあう手羽先を焼きました。
今回独立したウッドデッキを予約するにあたり、やりたいことがありました。
それは、外で寝ることです。
温かい南伊豆の春なら、虫も出ないので出来るかなと考えていました。
「今日は外で寝るからね」と伝えていますが、おそらく家の外で寝ると理解していたと思います。登山が不評だっただけに心配です。。
こんな感じで、ダウンのブランケットを敷いて、冬用のダウンシュラフを開いて2人で使いました。
気温は10度を下回る程度で風も穏やかです。明け方の天気が心配だったので、緊急避難用にテントは張っています。
特に違和感ないかんじで、拍子抜け、、普通に寝れるんかい!
登山の疲れもあるのか、すぐに熟睡していました。
あいにく、星空は見えませんが、風が吹くと木々がざわめきます。シカの鳴き声も良く聞こえました。
3時半ぐらいに、物音で目が覚めます。
デッキ上の2~3メートル先ぐらいに小動物の気配がします。
携帯電話のライトで照らしましたが、よくわかりません。
30分後ぐらいにもう一度あらわれたので、追いかけて確かめるとタヌキでした。
空が白んでくると、心地の良い鳥の鳴き声が響き渡ります。
息子は朝まで熟睡でした。
お前、スゲーな、、
私は、何度かテント無しで寝たことがありますが、布一枚あるかないかで、かなり緊張感が変わります。虫の音や、動物の気配だけで、なかなか安眠できません。一番怖いのは人間ですが。。
健常者の少年であれば、初めて野外で一晩過ごしたことにいろいろな事を感じ、話してくれると思います。残念ながら、息子は説明できませんし、あまりにも普通だったので、親の私は息子がどう感じているのか分かりませんでした。
朝ごはんを食べて、
伊豆のサクラを楽しみながら、のんびり帰りました。