自閉症の息子をワクチン接種につれていった
既に家族全員で、コロナ感染を経験しましたが、まだ息子にはワクチンを接種させないと外出したり田舎に帰省したりすることが難しくなってきました。
小学校高学年の時に受けた予防接種を最後に注射はさせていませんでした。その時は、嫌がる息子の体を押さえてなんとか接種出来ました。もう中学三年生でなので、本当に嫌がられると、押さえつけることは不可能です。
そこで、今回は注射を理解してもらった上で、ご褒美を付けて接種に臨むことにしました。ご褒美はシャトレーゼのケーキです。注射の練習を家で何回も行いました。腕まくりして、アルコールで拭いて、ボールペンの先でチクッとしました。そして何度も、注射打ったらケーキ食べようねと言い聞かせました。
幸い私が仕事を休める日に大規模接種会場を予約し、会場へは、妻だけで連れて行くことも考慮して、休日に下見ドライブにも行きました。
出発前は最後の練習をして、渋滞の中焦りながら接種会場へ向かいました。
対応してくれた看護士さんは、知的障害児の対応に慣れており、別室で問診票を確認してくれたり、小児科のお医者さんが接種するようにしてくれたりして大変助かりました。
腕を動かすと困るので、私と妻で腕を押さえ、息子にはスマホを見せて、エスコートの看護士さんと別に2人看護士さんが付き添ってくれました。
いざ接種となると、息子はスマホから目をそらし、注射が自分の腕に刺さるのは凝視してまったく動じていません。もちろん協力してくれた看護士さんとお医者さんのおかげですが、息子のすごい成長(変化?)で、私たち夫婦はびっくりしました。
帰りは、シャトレーゼによって、約束のケーキを買いました。ちょうど、シャインマスカットフェアをやっていましたが、息子は定番のイチゴのショートケーキが良かったようです。2回目の接種もケーキをご褒美にしたいと思います。
1回目の接種が終わってしばらくしてから、養護学校経由で知的障害者のためのワクチン接種の案内をもらいました。もうちょっと早く教えてほしかった。。