自閉症の息子と登山【達磨山】
自閉症の息子と行くアウトドアを書いています。
週末はよく散歩をしていますが、初めて登山に挑戦することにしました。
キャンプは全然いけるので、プチ登山も楽勝だとたかをくくっていました。
登山と言っても、超初心者コースです。
達磨山は伊豆半島の左上に位置し、天気が良いと富士山が見えます。
ルートは、戸田峠(725m)の駐車場に車をおいて、子達磨山(890m)を経て達磨山(982m)へ至るコースです。
コースタイムは45分とのこと。
登り始めは、特に文句も言わず、歩いてくれました。
整備が整い歩きやすい事この上ないです。
アセビが多いです。
「ゆっくり」と伝えてもいつもの散歩と同様に早く行こうとします。
「待っておいて」と言うと、こっちに戻ってきたりしてむだな体力を消費していました。。
小達磨山から達磨山は、一度下るのですが、再び達磨山に登り始めた頃から、だんだん疲れてきて不機嫌になってきました。
左手のピークが達磨山です。笹原の間にルートが見えます。
そのうち「おんぶ」をせがむようになります。
よく、公園の階段で、ふざけて「おんぶ」しているからです。
さすがに、中2の息子をおんぶして登れないので、「あそこまで行ったらジュース飲もうね」とか「登ったら温泉行こうね」と言ってなだめすかします。
なんとか頂上にたどり着きました。
富士山が頭だけ見えます。
頂上では、10名以上がお昼ご飯を食べており混雑していたので、滞在5分ぐらいですぐに下山し始めました。
帰りは小走りで降りていきます。。
見通しがついたのでしょう。機嫌も良くなりました。
あまくみていましたが、自閉症の息子に、登山の工程を理解させるのは困難です。ゴールが分からない努力は誰でも疲れますよね。
下山後、道の駅で足湯につかり、
前にいった西伊豆町の露天風呂に入りました。
「また山登りいく?」と息子に聞くと、Noの意味の「いらんの!」と言われました。将来的に一緒に登山する計画は早くも頓挫しました。う~ん。どうしよう。。
簡単な登山を積み重ねていくしかないかな~
とりあえず、初めての登山が計画通りにできたから良しとします。
このあと8泊目のキャンプへ向かいます。
(つづく)