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自閉症の息子と登山【伊予ヶ岳】

自閉症の息子と行くアウトドアを書いています。

長い寒い冬が終わったので、久しぶりに家族で山登りに行きました。
今回は、千葉県にある伊予ヶ岳(336m)です。四国の石鎚山に山容が似ているので、この名前がついたそうです。高さも険しさも全然違いますが、確かにシルエットが似ています。

平群天神社登山口からスタートしました。平群も奈良のようの地名だけど調べていません、、

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安全のためにお祈りしました。
なぜお祈りするかと言うと、まあまあな危険が待ち構えているからです。。

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最初は、だらだらと登っていきます。息子も、最近では、山登りを楽しみにしてくれるようになりました。

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20分ほどで、東屋のある分岐につきました。そこからちょっと歩くと、急な岩場が見えてきます。今回の目的は、鎖場に挑戦です。

息子は、普通の道は健常児のように歩けますが、手を使って体を引き寄せることが苦手なので、ロープをつかんで岩場を登ってほしかったのです。

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念のため、簡易ハーネスで私と繋いでおきました。

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予想通り、最初はロープを上手く引っ張ることができずに、たまに幼児のような悲鳴をあげていました。

引っ張ったり、後ろから押したりして、なんとか登ってもらい無事南峰に到着しました。

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幸い、朝早く出発したので、鎖場と山頂には誰もいなかったのでよかったです。海まで見渡せ、景色も最高でした。

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鎖場の下りは難しいのと、登りの人と交錯するので、そのまま北峰に向かい右回りに戻って来ました。

鎖場ほどではないにせよ、適度に急な下りで、妻は苦労していました。息子は下りは得意なようです。

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植林された杉の花粉が大量に飛散しており、息子は何度もくしゃみをしていました。私たち夫婦は、減感作療法をしているので、それほどでもありませんでした。

無事下山し、道の駅でお昼ご飯を食べて帰りました。次は、もうちょっと長めのルートに挑戦させたいと思います。

低山だけど、スリルがあるので、伊予ヶ岳はお勧めです。小学生未満は危ないかも知れません。

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