自閉症の息子と2人でキャンプ【1泊目②】
(つづき)
さて、自閉症の息子とキャンプに行くことは決まりましたが、いくつか心配事があります。
・途中で帰ろうと言わないか。
・周りのキャンパーに迷惑をかけないか。
・パニックにならないか。
・自分は焚き火を見ながらビールが飲めるのか。
まあ、心配事を並べたらキリがないので、とりあえず行くことにしました。
お昼前に自宅を出て、買い物をした後に現地へ向かいました。
夏休みという事もあり、高速道路は渋滞しましたが、息子は高速道路が大好きなので特に問題はありませんでした。
15時ぐらいに現地に着いて、事務所で受け付けをして、テントサイトを探しました。フリーサイトのため、めぼしい箇所はすでに他のキャンパーで埋まっていました。なるべく、林の奥の周りと離れた場所にテントを張りました。
テント設営後、本栖湖畔に散歩に行きました。
この日は大変暑かったのですが、湖周辺は涼しくて、大変気持ちが良かったです。息子も、びっくりするぐらい落ち着いて、騒がず良い子でいてくれました。
その後、焚き火台に火をつけて、映えない晩御飯を作りました。
鶏モモ肉を焼いて、
もやしとピーマンを炒めて、スープを作りました。
安上りです。途中で帰りたいと大騒ぎもしなそうだったので、ビールも空けました。
ご飯を食べてから、シャワーを浴びに行きました。
お風呂やシャワーも大好きなので、ここでも問題ありませんでした。
あとは、寝てくれるだけ!
夜も更けて、一緒にテントに入ると、疲れていたのかすぐに寝息を立て始めました。
100点満点!!!! ここまでは、、、、
息子は寝たので、やっと大好きな焚き火とお酒を楽しもう思っていました。
しばらくすると、目を覚まして父がいないことに気付いて、「おとーさん寝る~」と言って騒ぎ始めました。ごめんごめん。やっぱりか。。
ちょっと暴れて、テントのペグが外れました。
もう一度、寝かしつけようとしましたが、私も一緒に寝てしまい、そのまま朝を迎えてしまいました。。。
朝も火を起こして、ベーコンとアスパラを焼きました。
あとは、自然解凍した冷凍チャーハンをフライパンで温めて食べました。
その後、のんびり撤収して、ゆっくり帰宅しました。
はじめてのキャンプの反省。
・すべて焚き火で調理したので、特に朝の後片付けが面倒でした。
・熱を持った炭を捨てさせてもらえることを知らなかった。冷めるのを待ったり、水をかけたりしました。。
・繁忙期のフリーサイトは先着順なので、決まったサイトの方が良かったかな。
自閉症の息子が初めてのキャンプで、大きなトラブルもなく、テントで寝てくれて、私も久しぶりに楽しめました。息子はほとんど会話できませんが、一泊二日常に一緒にいて、何とも言えない充実感がありました。
この時期の息子はこれまでの人生で一番おとなしく、「また行く?」と聞いても、行きたいともイヤとも答えず無反応でした。。