自閉症の息子と登山【杓子山】
自閉症の息子と行くアウトドアを書いています。
先日、家族で山梨県の杓子(しゃくし)山へ行きました。
なんでも富士山がドカーンと見えるとのことで、天気の良い日を狙っていきました。
近くの金時山も候補にあがったのですが、人が多そうなのでマイナーな杓子山にしました。
道中、雲一つない青空で期待が持てます。
不動湯に駐車して、ハイキングコースを進み、大権首峠を経て杓子山に至るルートです。帰りは反時計回りに、パノラマ台を経由しました。
最初は林道をのんびり歩きます。
倒木があり、息子が一人で越えられるか見ていると、頑張って跨いでいました。
今日は、富士山の写真ばっかり撮ってしまうんだろうなあと考えていました。
林道からでも富士は十分美しいです。すでに登頂して下山していく人も、今日の富士山は最高だよ!みたいなことを言っていました。ふもとでは野焼きをしており、この時は風流だねえぐらいに思っていました。
峠から山道に入っていきます。難しいところはなく歩きやすいです。
そろそろ山頂かというところで、あれ、野焼きの煙、結構拡がってない!?
まさか、、
頂上に着きました。なんと、野焼きの煙幕でせっかくの富士山が隠されているではないですか、、
こんなことがあるなんて、人生何があるか分からないですね。。
他に山頂にいた登山者も苦笑いでした。
富士山は隠れていましたが、南アルプスは綺麗に見えました。
息子に実力をつけてもらって、北岳なんかに一緒に登ってみたいですね。無理かな。。
頂上付近に残雪があり、ぬかるんでいました。
パノラマ台ルートは富士山を眺めながらの尾根歩きにはならず、相変わらず煙が漂っています。
下りは傾斜がきつくなり、息子のペースが遅くなりました。そのうち、声掛けしたり手を引っ張らないと歩いてくれなくなる状態が続きます。自閉っ子の特性なのか、説明してくれないので対処がむずかしいところです。
駐車場が近くなると、元気を取り戻して歩いてくれるようになり無事下山しました。
遅いお昼ご飯をサービスエリアで食べましたが、お腹が空いたのかご飯を大盛で食べていました。
また、富士山をきれいに見られる日を狙って再チャレンジしたいと思います。