7月3日🥖👄

今世紀最大の暇タイム、この長さはコッペパン一本を一度も噛まず唾液でめしゃめしゃにしながら食べてやり過ごすしかないだろうというスーパー空き時間に直面している。ただ、コッペパンを唾液でめしゃめしゃにしてパン粥と化したものを食べる時間はあまりに不意義だと思うのでないことないこと文章でも書き記してゆこうと思う。noteというアプリは一説にはこのパンめしゃタイムの代替として開発されたらしい。こんなに有難いものがこの世知辛い世の中にもまだあるとは。捨てたもんじゃない。

生きていれば都市伝説なんてものを一つは耳にする。学校の七不思議から始まり、ある企業は利益を上げるために品種改良で動物の足の本数を増やしてるのではだとか、お猿さんの脳に電気信号を送ったら危うくネオ人間が製造されそうになったので慌てて研究を中止しただとか。本当だとしたら普通に信じてしまうし、嘘だとしたら上手い嘘をつくものだ、こんなことしてる暇あったらどうぶつの森やってる方がマシだろと感心、半ば呆れてしてしまう、そんな際どい説だからこそ人々は都市伝説に熱狂するのだろう。

よく考えれば、際どい説(意訳)=都市伝説とは言うけど、皆がそういう説を都市伝説として流しているだけだ。でも、絶対に嘘の話を都市伝説という名目でそれっぽく話したらこれは都市伝説として広まるのだろうか。
例えば、「ぐりとぐらみたいな野ネズミが実はパナソニックでエリート社員として働いてる。ぐらは五十音だとぐりより前なのに、コンビにしたらぐりが最初に呼ばれることがずっとコンプレックスだった。ぐりを恨んでいた時期もあった。しかしそんなのはとうの昔のお話。今では、大きなカステラ、ではなく高精度の電子機器を共に開発しては世に送り出すパナソニックの名社員コンビなのだ。インサイダーによれば、ぐらはもうすぐパナソニックの副社長に昇格するらしい。これで若かりし頃彼に常に付き纏っていた名前コンプ、相棒への理不尽な憎しみが正式に晴らされるわけだ。ぐりもぐりでねずみ算式に増える子供を養えるだけの十分な報酬を受け取り、幸福な家庭を築いているという。つまり、動物と人間の社会的な共存は可能なのだ。」
みたいな。
うむ。難しいやもしれぬな。あ、でも「って池上さんが言ってたよ」とか、「って林先生がセンター90%突破現代文の授業で言ってたよ」とか言えば誰かは信じてもらえるかもしれない。でも、ソースを大事にしすぎる人は古着屋とかに行かないと思う。私はそんな人を信用していない。

さて丁度パンめしゃタイムが終わった。学校はモラトリアム人間をも歯車とする社会の縮図だし、社会は社会でまあそれほど悪いものではないのかもしれないけど、出来ること全部他人のせいにする。それが私の座右の銘だ。
おしまい

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