餅搗きは初笑い! そのはじまり
餅搗きは 春の恒例 華やぐ住まい (3)
そうなんです!
昨日のOMAさんの投稿もそう!
様々な方とふれあって教わって、戸惑ったり失敗したりするんだけれど、なぜか、この日あの空間だとあったかい大笑い変わる!いろんなものを包み込んでしまう、何ともおおらかな時間・空間。そして、そんな大笑いで一年が始まる!
先生には、いくつかの遊び仲間の会がありました。
まずは「自転車同好会」。これは自転車に乗る集まりと思わせておきながら、実はスキー仲間の集まりで「自ら転ぶ者の会」が名前の由来。それから、「紀楽会」。こちらは月に一度、新宿の紀伊國屋ホールで落語を聴く会。他にも色々。
どんな集まりも、いつも楽しそうに大笑いしている印象で、餅搗きには、こうした遊び仲間が大勢お越しになられます。
かつて、そんな遊び仲間の中に、住宅作品や住まいのエッセイで著名な宮脇檀氏がおられたそう。この宮脇氏が、臼と杵をお持ちで、餅搗きやりたいね!、それならウチでどう?ということで始まったのが、この鈴木家でのお餅搗きの由来のよう。その後訳あって、預かっていた臼と杵をお返しすることになり中断の危機に!でも
先生が研究で出かけた旅先の骨董屋?!で、臼と杵を見つけ無事再開。そんな物語付きの名物餅搗き。文文日記では「30年以上前から」とありました。
とにかくたくさんの方が集まっていて、普段はお会いできない、お話しできない方々との語らいは、緊張しだったけど、楽しかった! それに皆様、豪快!
思い出に残るのは、女性建築家の草分け的存在、林・中原・山田設計同人の先生方にお会いできたこと。特に、建築家・林雅子氏は、私の中ではアイドル並み!笑
ご主人、林昌ニ氏と来られていました。内田祥哉先生ご夫妻、吉村順三氏のもとでOMソーラーの仕組みを開発された奥村昭雄氏・まこと氏ご夫妻、小川信子先生、工業デザイナーの草分け的存在の濱元紀先生ご夫妻、そして、立松さんも。先生と御縁が深い初見学先生や長澤悟先生、小林秀樹先生、在塚礼子先生、曽根陽子先生等々。食いしん坊の私は、先生方のお顔とともに、思い出の味があります。
そんな思い出の味は、また次回。乞うご期待!
そして、こうした会は先生方だけでは成り立たない!若手が必要です!我が母校の卒業生、日大、千葉大、東大等の学生さん、留学生も参加し、とにかく賑やか。
ちなみに、餅搗きは、我が母校の大学でも行われていて、発案者はもちろん先生。
先生は米問屋の家系だったからこそ、餅搗きにこだわっておられたのかも!
老いも若きも、男性も女性も、ちびっこも、誰にでもできそうなことを、なんにも知らなくてもいいから、みんなでやっていると、あったかい大笑いが生まれてる!
四の五の言うより、こういうシンプルなことが、すごく大切なんじゃないかなぁ。
素敵な大人の方々にあらためて感謝しつつ、私たちも、負けていられない!
●おまけ情報
この餅搗きが生まれるきっかけとなった宮脇檀氏のお母様、アップリケ作家の宮脇綾子さんの展覧会が、ステーションギャラリーで開催中。詳しくはこちら!