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映画「あの頃。」感想(ネタバレ)

よーやく見てきた!!!きのうから公開スタートした映画「あの頃。」。楽しみすぎて、本当はやるべきことがいっぱいあるけど、全部無視して観に行きました。

楽しみすぎて、見る前から楽しみという気持ちが過剰に募って、noteで初めて記事書いたのが12月。

公開まえの3ヶ月の過ごし方

そこから約3ヶ月の間、公開前の六本木蔦屋のオンライントークイベント(ぱいぱいでかみさん・今泉監督・原作者の劔さん)や、つんくサロンの劔さんゲスト回、アイドル三十六房(南波さん・みねわき社長・劔さん・西野さん・中内さん)などのオンラインイベントに積極的に参加した。そのほかつんくのnote記事とかれいなのブログとか、普通に胸を打つものが出回ったり、公開前の試写会?の舞台挨拶的なやつ(ミキティがゲストの)、公式が出している対談動画、ミキティのYoutube(ゲスト劔さん)など・・・とにかく開幕前のコンテンツを楽しみまくった。さらに原作者の劔さん・今泉監督のTwitterをフォローし、結構二人とも活発にTwitter上で発信されており、映画に対する話的なものが活発だったので、これもかなり享受した。今泉監督がやっている音声アプリのラジオみたいなやつに課金したし、つるぎさんのあの頃、原作を以前実物で買ったのにさらにKindle版も買い、新刊「僕らの輝き」も買い、映画を記念して発売されたコンピレーションアルバム(特典:夢羽ちゃんポスター)を買うなどし、本当にお金がないので、最近はハロプロやそのほかの推しアイドルに躊躇なく落としまくっていたお金たちを節約している生活をしばらく送っていたのに、それを翻して色々とお金を割と使ってしまうなどした。

とにかくよくわからないくらいに、「この祭りに参加したいんだ、楽しみたいんだ」という強い気持ちに突き動かされ、この3ヶ月、仕事や仕事関係のスキルアップ用の学校などのことなど、やらなければいけないことが盛り沢山な中、それから逃避するかのように「あの頃。」に際しての熱が徐々に高揚していって、公開日の三十六房の生配信ライブが引き金になり、絶対に土日にやらなければいけない仕事関係のスキルアップ学校の自習をすっ飛ばして観に行ってしまいましたね。映画を。

とにかく結論から言うと・・・、期待値が上がりすぎて、映画を見てもよくわからない気持ちになった。と言うか、原作との違いや、トークイベントなどで語られていたものはこれか、など、色々なものの答え合わせや探し物というか、そういう部分に引っ張られすぎて、よくわからない感情になった、という感じです(笑)こんなに一つの映画を心待ちにしたことってなかったな、ってすごい改めて思った。まずそもそも原作を2、3回読み返して、それを踏まえて本人たちが登場するイベント参加したりするうちにだいぶ自分の中であの頃。の世界観をクリエイティングしてしまっていたので、そことの答え合わせ的な感情が結構大きくなったかなという感じです。

ここからはネタバレ全開で、箇条書きに気になった部分をあげます

・冒頭のあややミュージックビデオを見るシーン

→佐伯君がくれたDVD、原作では自作で作ったいろんなアーティストのMVが詰め込まれたやつで、それをMacで見てたけど、映画では公式のDVDをテレビで見るというのに置き換わってた。これは違法だからなのかな?私は自分自身、同じように仕事で疲れて帰ってきて、ふと見た映像に引き込まれてハロプロにハマったクチなので、ザッピングの中で光り輝くものを見出す、みたいな感覚がちょっと弱くなってて、そっかーと思った。昔、自主制作のエッセイ集にハロプロについて熱く語ったことがあったんやけど、その頃のこと思い出して懐かしい・・・ってなった。まさに、パソコンを目の前にしてのめり込むときの心情を書いてたんでした。

・CDショップのシーン

→これ、自分で勝手にハロショのイメージだったけど普通にCDショップだった!(笑)これは自分がハロプロにハマり始めた頃に、梅田のJoshinに通い詰めてたの思い出した。そのころはプラチナ期の終わりかけぐらいの時期だったので、タワレコとかは全然ハロプロ扱ってなくて、Joshinを愛してた。(勝手にタワレコに腹立って、タワレコ茶屋町店の悪口をmixiに書いて思い出・・。amazonで買うからいいし、みたいなことを書いてたわ。でもJoshinはしばらくして閉店しちゃったな・・。Joshinはハロプロに高待遇な棚づくりしてたからすごい愛着あったので結構残念な気持ちに打ちひしがれた記憶ある。だけど普通に当時タワレコ茶屋町店で℃-uteの矢島舞美ちゃんと握手したことは猛烈に覚えている・・あれ何のイベントだったんだっけな・・何かの発売イベントかな?桃スパぐらいの時期だったような・・。)なんか、初心者がとりあえずCDショップに行ってみる、みたいなのを自分との思い出に投影した。原作では特に何も感じなかったけど、映像で見るとその思い出が蘇ってきたから面白い。

・冒頭の松坂桃李が出てくるシーンの演出

→映画だ!となった。映画作品という感じです。

・ハロプロあべの支部のイベントの場面

→始まった!!!という感じで前のめりで構えてたら、なんか微妙にぎこちないね?と思った。みんな関西弁ネイティブじゃないからかな?壇上だから自然感あえてなくしてるのか?と思ったけど、徐々に物語が進むうちになじんできた感覚あったので、こっちが慣れたのか、撮影が進むうちに演者の方々が慣れていったのかわわからないけど、最初は割と違和感あった。そもそも、私の「あの頃。」で思い出すのは自分の大学時代のイメージで、その時は音楽系のサークルに入っていたのでよくライブハウスでイベントというかライブをやっていたので、そのイメージで見たからかな?いやそれを除いても結構「セリフ」っぽい感じがわりと気になったかな・・・多分「自然な演技」へのハードルが上がりまくってた感じがした。でも、その人の喋り方という意味では本物を知らないから、本物を知ったら、それが自然に思えたかもしれん。少し私より上の世代の人だし喋り方とかも違うのかもしれん。同じ関西といえども・・。(「ごっつい」とかそんな感じで言うかな?みたいな関西弁警察みたいな思考回路になってしまった)。そう言う意味では若葉さん、コカドさん、松坂桃李くん、芹沢さんの自然さがすごいなと思った。多分コカドは関西弁ネイティブで、松坂・芹沢は元々標準語設定だったからかな、若葉さんがすごいって言う印象が残った。

・道重を評価する中内さんのセリフ

→これは前日に見た三十六房のイベントでご本人が語っていた「涙が止まらない放課後」が刺さるか/刺さらないか、についての論説を思い出して観てた。そういえばマツコデラックスは「できた!」って言う瞬間が好きって言ってたな。成熟して出来上がった瞬間みたいなのがいい、みたいな。やなかなのラジオで言ってた気がする。だから何ってわけでないけどそう言う論争が好きなんだな私は!

このペースで言ってたら書き切らないのでは・・・・?

・粉っぽいシチュー

→私が映画をみた大阪梅田の映画館ではあまり笑いが起こっておらず、日頃にハロメンが「大阪のファンの皆さんは笑いに厳しい」って言ってたことをふと思い出した。そんな雰囲気だったけど、コズミンが勝手に青封筒を開けるシーンではクスクス笑いが起こってたし私も笑った。あのシーン、全てがいい感じだったな〜。原作では、コズミンが台湾チェーンの店で働いてたから、料理上手って言う設定だったから、「そのせってはないのか」と思いながらも、粉っぽいシチューで二人が醸し出す雰囲気が微笑ましくて普通によかった。後、松坂桃李のキョドリ具合がリアリティあってすごいなと思った。

・増子さんわかった!

→Twitterで怒髪天の増子さんとぱいぱいでか美さん、橘慶太の親族などいろんな人が出ていると言う情報を聞きつけて、気にしながら見ていたけど橘さんはそもそも顔がわからなかったのと、でか美さんは普通に見つけられなかった。増子さんはわかったから嬉しかった。めっちゃオタクのやくで違和感なかった。

・あやや握手会のシーン

あの握手会のシーンて、劔さんの前に迷惑っぽいオタクがいたって言うユニークなエピソードが挟み込まれてたのが原作だったと思うけど、そう言うのはなかった。後、映画見て思ったのが、当時の握手会ってこんなんだったんだ?って言う印象。本当に一人ずつ案内されて、ほぼ二人っきりの空間やん???びっくりした。あれは映画ならではの演出なんだろうか。当時のこと全く知らんので、どっちなんだろう?と思った。私が経験したことある握手はだいたい人がいっぱいいてわーって流されていく環境だったからそれが普通と思ってた。後、夢羽ちゃんがあややにそっくりすぎる!!!みたいな触れ込みがずっと気になってて、そこの再現度がめっちゃ気になってたポイントだったのですごい緊張感溢れながらスクリーンを見守ったけど、私的にはそんなに似てないな・・・。と言う感想。あまりにも夢羽ちゃんを普段から見すぎているせいか、「これは夢羽ちゃんだ!」と言う気持ちになって、「私だけなのか?」と少し不安になった。特に喋り方や声の特徴が夢羽ちゃんで私の中のあややはもっと鼻にかかった「あややでぇーす」って言う感じだったのと、お辞儀の仕方がめっちゃ夢羽ちゃんじゃないか!と言う気持ちになった。(いつもサラサラのボブヘアーをカーテンのように揺らしながら頷くようにお喋りする夢羽ちゃんの顔面を網膜に焼き付けている私ならではの感想かもしれん)。でもそもそもかねてから夢羽ちゃんはあややに似てる!!って私自身よく思ってることだし、ふとした瞬間にあややぽい!!って思うこととなども度々あるので、初めての感情じゃないから、あまり刺さらなかっただけなのかもしれない。

それから松坂桃李くん演じる劔さんがすごい握手会でキョドる感じがみに覚えありすぎてそれはほんまにそうやな!と言う感じがした。AV女優とのイベントの時はもっと何もいえてなくて、それを踏まえて、あややの時はちゃんと「伝えよう」と言う決心をしたので「応援してます」をはっきり言えたっていうことについては「ああ、よかったな〜」というほっこりした気持ちになった。その前に、コズミンに「いつもありがとうって言わないとやで」って説教される件もあったんやけどそこがすごい好きやな。アイドルのおかげで毎日がみずみずしくて楽しくて、活気あるものになってるんやから、それを伝えないとやで、っていう喝は普通に「せやな」という感じでとてもいい言葉だな、って改めて思う。握手会はそうやってありがとうを伝えるいみでアイドルとファンとのそういう気持ちを伝えられるいいイベントですね。実際、手を伸ばしてくれた夢羽ちゃんの2つの掌を見ただけですごいドキドキした気持ちになりました・・・。ゆはねちゃんーーーー!好きだよ!!!

・AV女優のイベントのシーン

→あそこ、原作でも好きだけどお弁当を差し入れに持ってくるオタクが面白いから好き。ここが映画にもなってて普通に面白かった。このオタクが会場に着くまえにも劔・コズミンと実はすれ違っている、ていう映画ならではのシーンがオシャレと思った(この人はこの人の人生の延長線上でイベントにきてて、イベントだけでオタク同士が交わる感じね)。ちなみに、これは石川卒コンのシーンで原作に描かれている(SAに有名オタクがいて、みんなが武道館に続々と集まってくる高揚感がさりげなく触れられている好きな場面)んやけど、これは映画では描かれてなかった。私的にこれはすごい好きな感情なんやけど、自分が基本的にはオタクソロ活動していることが多いので(身近な人でちらほら、ハロオタがいるけど、活動を共にするかどうかはまばらで、オタク仲間、っていう雰囲気ではないから・・)、なんか、こう、普段はネットで情報を主に収集したり、文章を読んだり、そうやってオタク活動をしているので、記念すべきコンサートの日とかにはそうやってネットと現実が混じり合いながらみんなが武道館に集う雰囲気がすごく好きなので、多分この映画ではそこが主題じゃないけど、少しこのAV女優にお弁当差し入れ野郎の部分でその香りを感じられたから、それがよかった

・コズミンの土下座

→コズミンが土下座するシーンが2回出てくるけど、わりと過剰で、ちょっと唐突感があるというか・・・最初ふてくされてたのに、急にそんな顔芸???って思ってしまった。mixiでの攻防とか、私自身の目が悪くて、ケータイの画面とか文字があまり読めなくて・・・ちょっと急に切れた女の人出てきたし、ちょっとあまりよくわかんないな、って思った。ただ、そういう人もいるかもしれないので、リアルかリアルじゃないか、っていう判断はわからないけど、原作では気にならなかったけど、映像になると急に「そんな人おるかな?」みたいになってしまうのかもしれん。これは1回目の土下座のシーンで2回土下座するけど、その初回のしょぼい土下座の下りはおもろかった。そして2回目の土下座シーンはイベントで断罪されるやつやけど、アール君が抱きしめるシーンは普通に笑ったし、強引な行為やのに自然な場の雰囲気な感じが良かったし面白かった・・・(笑)西野さんが夢芝居するところも含めて、結構このシーンは好きだな、という気持ちになった。あのさりげなく握手しながらステージを徘徊する感じはすごいあるよな、っていう気持ちで「私もそれしたい」っていう感情に包まれた。

・アールくんと奈緒ちゃんとコズミンの件

この人らをめぐるエピソードって私にとっては、結構、大学時代を思い出すというか、自分の周辺でもちょっと見に覚えのある感じというか。サークル仲間で、嫌がる女子にしつこく迫るウザキャラの男子とか、サークル員同士で彼氏彼女とか三角関係的なものがいろいろあったりしたことを思い出すというか。年上ってだけで、大人風吹かせてた人が、なんか、女子に手を出す的な・・あくまで噂話に過ぎないけどその手の話って結構ありふれてて、私の場合は女子サイドに肩入れして一喜一憂しながら生活していたので、なんか、男子のそういう勝手な感じに憤りを感じてた感情が蘇る感じがして・・・直視できない感じある・・・。なんかこれに関しては普通にコズミンがキモいし、それをネタにする周囲に対しても腹たつ感じあるんやけど、この作品に関してはその前後のエピソードや空気感とかいろいろあるので、そこだけにフォーカスさせないというか、「まぁ、腹立つ女子側だけじゃない視点でも見てみようかな」みたいな気持ちになるので、ギリギリセーフ、みたいな感情だなという感想です。原作の時点でわりと葛藤しつつも、なんとなく折り合いつけた後だったので、映画で見た時も「まあ、そうだね」という気持ちで見れたし、「パリパリ」が音楽になってたが面白かったので、それでようやく笑い飛ばせたかな!という気持ちですね。基本的に、奈緒ちゃん側の心情は全く明かされていないので、そこのさじ加減のおかげで、うやむやになっているので、ある意味バランス感覚がいい作品だな、という感じですね。どちらかというと、原作の方がエピソードが多いので「人間味だ」という気持ちで押し通せるので納得感があります。アール君と奈緒ちゃんの別れ話のエピソードとか、なんやかんや恋愛研究会の人たちのこと、一応奈緒ちゃん的にも信頼しているんやな、って思えるので、しょーがないな。って思える。基本的に私が大学の頃って「田舎者の女子は大人の男に何もかも騙される格好のターゲットなので気をつけなければならない」っていう過剰に都会や大人を恐れていた部分がある思い出があるので、そこの自分の感情との折り合いが必要な繊細なシーンだという感じです。それとは別に、女子の存在が男子の友情を深めるパターンというのに並々ならぬ悔しさを感じるし、実際どうだったかわからないけど、大学の時とか中高生の時もそうだったけど、男子とも女子とも全員が自分の友達になるべきで、全員と私が仲良しであるべき、っていう謎の思想に包まれている私にとって、これはいろいろなことを考えさせる題材なのでこの辺でやめときます。

ちょっと字を書き過ぎて疲れてきた・・・頭が疲れて記憶が思い返せない・・・とりあえず思い出せる範囲で続けようぞ

・「今がいい」と思える映画なのかという件について

この映画について宣伝なのでよく原作の劔さんや監督が述べていたり、そのほか試写を見た人たちや、いろいろ他にもこの作品について述べられる際に語られる「あの頃が良かったね、と回顧するものではなく、あの頃があったから今がいい、って思える」みたいな感想があって、そこについてだけど、それが私が一番期待というか、今の自分に足りないものなので、映画を見てそのエネルギーを補給したいと思って異常なまでに期待値を上げてみたせいか、そこまで強くその部分は感じられなかったというか・・、やっぱり楽しそうだったのは「あの頃」の描写だなという感想です。多分、自分が今、今を楽しめているとは言い切れない状況なので、自分の中にその感情がなかったから、それを持てなかったんだなぁ・・。ピエン。という気持ちです。「助けてくれ」「その要素を私に供給してくれ」っていうすがる気持ちもあったから、余計にかな。今が一番楽しいですよ、っていうセリフや、モノローグなどが結構散りばめられていて、映画としてそういうメッセージで作られているんだというのは伝わったけど、今の自分が求めていた救いにはならないというか、そもそも今、現実から逃げてここにきたわけだから当然か・・笑 という感じです。ただ、実際に今原作者のTwitterをフォローしたりインタビューを読んだりする限り、それは嘘じゃないと思うし、むしろ今のその情報から、「それ」を感じられるので、結局私にとっての希望が「そこ」にあるのかなぁという感じで分析するに至りました。あやちょのバックバンドをしているっていうオフィシャル感あふれる立ち位置はもちろんのこと、こうして映画を通じてハロプロを布教することはきっとオタク冥利に尽きるだろうし、本当にあの頃があって今が充実しているを体現している人だなって本当にそのメッセージの真実さを感じる。この人はこの人のやり方で自分の道を歩いているな、って素直に思うので、自分も自分の道を歩けるようになるんだ、って励まされる気持ちというか、そういう気持ちにならせてくれるし、そういう飾らないところが信頼できる人だなと思えるので、普通にそこは自分も頑張ろうという感じです。

思ったより文句が多くて自分でも傲慢だ!と、書いてから思った・・・。笑える。普通に最後に道重さゆみちゃんの名言が使われていて「それな」とも思ったし、私としてはその感動をすでに味わっているから、「それな」って感じだったけど、本当に初めて映画を見て知る人にとってはすごい感じ入る場面かもしれん。あれって万年筆のイベントでの発言でYahooニュースにもなってたやつだよね?あれって、普通にハロプロのこと全然くわしくない友達も話題にしてて「一般層に届いている」ってみょうに興奮したことを覚えている。道重さゆみちゃんそのものも人生を通して「今が一番」ってメッセージを発信し続けている人だし、本当にそうだなって説得力もある人だから、めちゃくちゃ響くし更新するたびに尊敬の念がアップデートされていくよね。話がとんだけど、よくよく考えると、ちゃんといろんな所に埋め込まれているけど、私が勝手にスルーしてる可能性がある(笑)

このあの頃。より今が一番問題は私にとって結構根深い問題で・・・。本当に「昔の方が良かった」って思う癖がこの10年ぐらい拭えなくて・・・。本当にどうにかしたいな・・。映画に頼りすぎず、普通に頑張ろう。これはでも本当に終わらないテーマだよね。つらい!!!

・松坂桃李の体

普通に銭湯のシーンで「松坂桃李の裸だ!」と思ってウキウキした気分になった。こんなにオタクとして役に憑依しているのにそんな体に注目するなんて不謹慎だぞ!と自分に叱咤する気持ちとともに「いい体だ!」という感情が押し寄せてきて、複雑な気持ちになったシーンだった。ってか、この風呂のシーン、あったっけ?って予告編を見たときに真っ先に気になってたんやけど、原作を読み返したとき、ちゃんとお風呂のシーン(さうなだっけな?)あって、「あったやん」と思ったのでした。ただ、いろいろアレンジされてて、「映画でみんなでお風呂入るとこあるだけで打ち解け感、中学10年生感って一気に伝わるから、こういう演出って大事だしそういうの考える映画作る人のクリエイティビティってすごいよな」っていう非常に真面目な感想が湧き上がって、普通にすごいなって思った。逆に、あのアパートでロビ先輩が西野さんの窓に電線をペチペチするシーンとかは省かれてて、それは漫画的な表現だからこそ伝わるシーンかもな、みたいなことを考えたりした。

・石川梨華ちゃんの卒コン

実際の映像が流れて、「おお!」となった。私はこの映像見たことなかったから、「石川梨華可愛い」とスクリーンで見て新鮮な気持ちになった。ハタチで卒業とか、当時のみんな卒業の年齢若いなぁって。ごまきの最近のR25のインタビュー読んだときも思ったけど昔のハロメンって本当に若くで卒業したんだな・・・。というのを思った。西田尚美が意外とガッツリ出てて、(予告の時はもっとちょい焼くかと思ってた)なんかこのシーンはみょうに豪華でメジャー感があるぞ!という感想を持った。あのシーンは原作になかったので(コンサートの隣になるっていうくだりはあったけど)ちょっと驚いた!こうくるんか!みたいな感じ。ほんで、二人で対面して会話している前を通行人がいっぱい通るんやけど、やけに女子が多くて「ほんまか?」と思った。西田尚美演じる馬場さんも言ってたけど「こんなおばさんが・・・」みたいなこと言ってたけど、ハロプロのコンサートに行って一番少ないのが「おばさん」の層だし、今でこそ女子多いけど、ほんまにコンサート会場っておじさんと若い女子が多くて、若い男子とおばさんが少ないイメージがある。私が初めてコンサート行ったのがライバルサバイバルの尼崎公演だったから、もうちょっと女子が増えてた時期だとは思うけど、あの石川りかちゃんが卒業するような時期って私は多分大学生ぐらいで、本当に女子でハロプロ好きなこって珍しかった気がする・・・・。私自身、中学の時にモー娘。が流行して学校でも「誰が好き?」みたいな話題で盛り上がってた時代で、高校の時にお調子者の女子がよくミニモニ。とかあややのダンスの真似してたりしてて身近だったけど、ファンてほどでもなくてむしろ、ミーハーすぎる存在だったから、大学の時は「昭和のアイドル最高!」みたいな宗教に目覚めて全然わかってなかったし社会人になってようやく・・・プラチナに目覚めて「ハロプロって実は想像以上にすごい、過去も今も」という感じになった人間だったので、石川卒業あたりの女子ファンのイメージが少ない。みたいなことを噴水の前で松坂桃李と西田尚美が喋っているときに考えすぎてて肝心な会話の内容があまり入ってこなかった(笑)ただ、「推し」という言葉が当時あったか論争など、色々なファンの声が吹き上がった際などに原作者のつるぎさんによる時代考証のこだわりなど尽く語られてきていて、そこはちゃんとしているはずだという認識もあったので、そこはきっとそうなんだろうと思いながら、自分のイメージについても色々と噴出したりした、という話でした。

・恋INGのベース

つんくがnoteでも言ってたけど、恋INGのベースがかっこいいことに気づいたのはこの映画のおかげだなと。恋INGは有名曲なので繰り返しこれまで聞く機会はあり普通にいい曲だなという認識だったけど、さらにいい曲だなという印象になったし、実は原曲はあまり聞いたことなかった(よみうりランドバージョンのイメージが強かったので)ので、それも新鮮だった。(高橋愛ちゃんの歌割りがめっちゃ多いし、ミキティーがこの曲歌っているんだ!という新鮮さとミキティーの歌声がほんまにいい声だなという感想)

・コズミンの結末

基本的に病院のシーンってきついものがある(自分の身内が亡くなったこととかを思い出してただただ辛い気持ちになるため)から、あまり直視できない部分があり、別の意味で泣けてきてしまうんだけど、この作品ではなんか、ただただ友人かんのことを描かれているというトーンでその辺りがかなり軽減されていて、良かったな、という気持ちだったけど、実写になるとやっぱちょっとリアル感があって辛いものがあった(漫画とかコミックエッセイってそういう意味では優秀な媒体だなと思う・・)ただ、看護師さんの自然な感じとか、友人の見舞いの雰囲気が過剰じゃないので比較的、配慮されていると感じたので普通に観ることができた。ただ、原作ではさらに、死後の遺品整理などのおかんとのエピソードも出てくるので、その中の手厚さは原作読んでこそだなと。ただ、映画ではそれを時系列をばらしてみせることで、その辺りの緊迫感が和らいで、見やすく、過剰にならない感じに作られていたので、比較的見やすくなっているのではと感じた。これに関しては何処かでも語られていたけど脚本家の人のクリエイティビティがすごいんだなと真面目にそう感じた。あと、この結末の中で描かれるコズミンの三次元→二次元へと趣向が変わっていく理論について原作では結構、真理語りっぽいニュアンスのところを、映画ではイトウさんたちの会話で補われている感じが、これも脚本のクリエイティビティなのか?的に感じた。その上、あの、視界が二重になる描写があるんだけど、あれは何を示しているんだろうか?普通に体力が減退することを指し示しているのかな?さらに深い意味があるのかな?と深読みしてみたけどあまり思いつかなかったのでその辺り、説があるなら知りたいと思った

・それぞれの今

原作では西野さんがクイズにハマったり、中内さんに家族ができてつるぎさんと家族ぐるみの付き合いになったとか、現在のみんなの姿みたいな描写があってそこがまた切なくなったりするんやけど、そこまで詳しくは書かれておらず、その辺りが橋のシーンに集約されている感じがした。つんくがnoteで「ここは本人を出す演出したかったのかも」的なことを行ってたのはここだ!!!という思いが頭の中を駆け巡った。確かにここに本人が出てきたら、おお!ってなったかもしれんけど、本人に馴染みがない一般の方がご覧になった場合唐突感がすごくなるのかもしれないと、同時に思った。これに関しては三十六房で西野さんご本人が、「昔に中沢さんがコンサートで"後輩のことよろしく"って言われたから今もハロプロのことは気持ち的には応援している」的な内容のこと話してたのが印象的だったのでそれについてもリフレインした。昔のオタクの人たちの中にそういう人たち多いのかも?情報は全然おってないけど、気持ちは応援している的な。ちなみにそういう人にはどこまで情報が届いているんだろうか・・・と謎に思った。例えばテレビとか一般的なメディアに出たら「あっ!」って思ってもらえる感じなんだろうか。そう考えるとメディアに出ることって、一般の目に止まる以外にも、古参の人がそういう気持ちになってくれるっていう側面もあるのではと思って、やっぱりそういうコンサートとか舞台とかルーティーン以外の露出も大事だなとかそういうことを感じたりした。

・あややの握手会のシーンその2

さっきのこの話題のブロックで述べ忘れてたけど、予告では「ずっと応援しています好きです」的なことを畳み掛けるようにいうけど、実際に映画で見たら全部「心の声でした」みたいな、「やっぱせやんな」感が、良かった。

・原作との違いその他もろもろ

・学園祭のシーンでみんなで踊る曲が「スクランブル」→「ロマモー」。一般の方にもわかりやすくするため?

・吉野さんとリシュウさんが出てこない→吉野さんはチリチリパーマが面白い人で、This is運命のタオル投げを考案した人。リシュウさんはカレーライスの女をやる人(ソニンちゃんが降りてこない、ていうエピソードが面白い)。他にもいたと思うけどそんな感じ!

・劔さんの思いびとのジュース屋に集まるくだりが省かれてる。佐伯くんと付き合う

・石川りかちゃん卒コンの時にオナラを食べる件を思い出して笑ってしまうとこが省かれてた(ここは入るんかと思ったから意外!代わりに馬場さんのシーンが入って、お笑いだけじゃなくて考えさせられるムードに。ちなみに、ここれが後の犬山紙子さんですってなるのでは?って勝手に妄想膨らましたけど別にそういう展開にはならななかった)

・イトウさん犯罪者疑惑のエピソード改変→これ原作のエピソードがあまりにも波のない淡々とした感じで、それゆえにイトウさんの普通っぽいのに異質なキャラが強調されるような話なんだけど、映画では学園祭でコズミンが暴走するまでの助走中に盛り込まれてて、これはこれで見事だ!というふうに思った。

・自分の顔を殴り続けるオタクが出てこなかった→これはあややの握手会の時かAV女優のイベントかどっちかで出てきてたな。なんかおかしみがすごくて気に入ってたから残念だったけど、逆に実写ならでは当時のオタクの再現っぽいのが色々散りばめられていたらしい(ネット情報)。その辺り私自身が詳しくないのが悔やまれた。ももちむすびでおなじみの山越さんが異様に出演していることは分かったのと、サムライさんっぽいオタクが出てきたのは分かった。あのロン毛でキャップかぶった二人が比較的目立ってたけど、モデルがいるのかな?謎。

・他にも映画にまつわる出来事

映画楽しみにしすぎて、映画の前に起こったいろいろなこと。まずは監督と原作者とでか美さんのオンラインイベントでコメントが読み上げられて異常なまでに喜びを感じた!それから有名なオタクさんにTwitterで絡んだらリプが来てわ!!!!!となって異常に高まり、さらに今泉監督からもリプが来て、すごい!!!となった。今までTwitterでほぼ壁打ちしてたからミラクルが色々起こってなんか浮かれモードがすごいことになっており、この後来るであろうクールダウンモードに恐れている・・・とりあえず今回のことですごく分かったことは、自分は「祭り」が好きなんだなっていうことで祭りに向かってものすごくテンションが上がっていく様を自分の中に感じた。そもそも、そういう自分の性質が好きだったこともあり、クリエイティビティあふれる職種を選んで、それに向かって頑張ってたはずなのに、今全然クリエイティビティレベルが高い生活を遅れてなくてくすぶりというか冴えない日々を送っていることが異常にコンプレックスになってきていることに気づいた。笑笑 クリエイティビティな人にネット上でコメントを読まれたからと言って、なんなんだ???みたいな急に不安定な気持ちになってきて、浮ついた気持ちに対して怖いけど、でもそれが自分なんだみたいな、両方の気持ちがせめぎ合っている状況。だけど、ため込むのが一番良くないし、もう色々ため込むのは疲れたから自由にやっていこうと思う。とりあえず今はようやく、色々な自分への決めつけを無くして、とりあえず観察してみような時期に差し掛かっているのでこれもまた一つの経験だと言わざるを得ないよね。。こんな長文を書いて何になるんだという感じだし、何もまとまってないけど、こういうことでもない限り、いろんなものが発散されていかないから、これもまた仕方ないと思う。とりあえず、冒頭に引用した記事にも書きまとめた通り、ハロオタの人たちは私にとってのイマジナリーフレンドであり、今現状として、イマジナリーフレンドと過ごした時間が長いので、こうなることはごく自然なこと。でも、じゃあ、この先どうなりたいのか?みたいなことは別の機会に考えてみることにしよう。今回のこの記事では映画に関係することだけを書くということにしてこれ以上広げて訳が分からなくなる、とならないようにしようじゃないか!まぁ、もう結構訳わからなくなってるけどね。noteには見出し機能が完備されているから、まぁ大丈夫であろう。

まとめ

この映画を見るにあたって、「とにかく映画公開が楽しみすぎてどうしようもない」という経験したことない映画の楽しみ方をしたのがよかった。ハロプロを応援するとはまた別ベクトルの感じだったなと思います。これを書くのに、4時間ぐらいかかった。まとめようと思ったけど特にまとめる言葉もないな・・・。また思いついたら書くかもしれません。終わり。



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