レッスン活動主体のサックス吹きの現状の難しさ
先月、半ば前に休業を決めて3週程。かなり精神的に負担を感じる。
3月から1人、また1人と生徒がお休みを申し出て来ていた。仕事場に通わされ不特定多数に会うのは変わらないのに、就業外での外出は制限を言い渡す企業も今では多くなった。
ちょうど全国的に緊急事態宣言が出された事、そして最後まで通っていた生徒が高齢な事も鑑みて休業に至ったが出口が見えない。某全国区な音楽教室所属だと福利厚生もあるので暫く休んでも問題無いかもしれないが、自分は完全歩合のようなものだ。非常に厳しい。
では、オンラインレッスンでもしてみれば良いとお思いかも知れないが、ここで管楽器であると言う事がネックになる。
まず自分自身、自宅ではオンラインレッスンの環境が用意出来ない。防音室などがある部屋ではないから、Eサックス(ミュート)での練習は出来なくないがレッスンでに模範演奏には使えるものではない。
職業ミュージシャンでも生で楽器を吹ける環境にいない人も多い中、果たしてレッスン生の何名がそれを出来るのだろうか?持ち家の人なら出来なくもないかもしれないが、立地次第ではサックスのような大きい音の出る楽器は難しいだろう。
今、何とか近場に音出し環境を整えては見たものの…実際にレッスンとして出来る機会は中々来ないと思われる。
ネットを見ていると、こうなったからには不必要な職種は淘汰されるな…とか。そう言う覚悟を持ってそう言う職に付いたのでは?などと言いたい放題だが。
覚悟というのは自分の努力不足で仕事が回らなくなった場合の責任を他に求めないと言うもので、今の国家が仕事の機会を奪う…個人の財産権を侵害しているとも言える状況を想定するなどとは別次元の問題であると思う。
もうコロナ前には戻らないないんて声も聴こえてくるが…さて。どうなって行くのでしょうね。