使用頻度の低いものの意義
日本語学会で石黒先生がある発表に対してご指摘なさっていたことがとても重要だった。ある言語形式の話題別の使用頻度を観察する時,高いものに注目しがちだけど,使用頻度が低いものに注目するのも大切。意外と忘れがち。なぜその話題で使いにくいのかを考える。
— ぶんぽう (@cielJF) May 15, 2022
また別の発表での三宅先生のご指摘も重要だった。推量表現形式ダロウ類・トオモウ類・否定疑問類を同じレベルで比較するのは日本語学習者の習得を意図する場合には有用だが,言語形式の本質に注目する比較では,これらは別のレベルの言語形式で本来比較できない,それを認識すること。なるほど。
— ぶんぽう (@cielJF) May 15, 2022
ありがとうございます。使用頻度が低いものを見ると、そこでは何が高いのか考える必要も生まれ、現象が立体的に捉えられます。
— 石黒 圭 (@ishigurokei) May 16, 2022
比較できないものを比較してはいけないという三宅先生のコメントもこの種の研究の鉄則で、納得です。