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いつか旅に出るその時は

はろーどうも、ぱやです。

2023/5/26
BUMP OF CHICKENリスナーオフ会
Stray Cat's Meeting at 下北沢LOFT

無事に終えることができました。
本当にありがとう!

どういう面から振り返ればいいのか
わかんないけど、
あくまで僕目線でいいのかな。

日記みたいなもんだもんね。


今回のオフ会のきっかけは
年始の頃まで話は遡る…

僕はそのとき配信ライブごっこにハマっていて、
BUMPのアコギ弾き語りカバーなんかを
よく配信してた。

で、ありがたいことに
それを聴いてくれる方も増えてきて、
ある日、仲のいいフォロワーさんたちと
Twitterのスペースで話してたんだけど、

『ぱや、お前ライブとかやんないの?』

なんて言われたのね。
そりゃもうやりたいさ、
やりたいに決まっとろう。
ただね、知名度もなんもねえ
素人がアコギカバーで
ライブやりまーす!って。
そんなのわざわざお金払ってまで
誰も行かねーよと。

『いやいやぱやのライブなら金出すよ!
場所も抑えるし!Zeppぐらいいけるって!』

まあそれは冗談だけど、みんなで
腹抱えて笑いながらZepp貸し切ったときの
金額調べたりしてさ(笑)

もしZeppフルキャパで単独ライブ、
BUMP OF CHICKENのカバー
やっていいんだったらその日死んだっていいよ。

で、そういう企画系とか
好きで得意なフォロワーさんが、

『都内でリアルに30〜40キャパぐらいなら
いいんじゃない?ほら、こことか…』

というまあなんだかいけなくもなさそうな
提案で今回の会場である下北沢LOFTを
出してきたわけ。

でもライブなんて形で聴いてもらうのは
非常に申し訳ないので、
じゃあオフ会という形式ならどうか?
そこにライブパートを突っ込もう
ってことになり、
それならまあ…別にライブが
メインじゃなければ人も来てくれるかなー、
ってことで、

『一旦会場下見行ってくるわ!
その感じ見て決めよう〜!』

と今回の幹事リーダーをやってくれた
フォロワーさんが
2/11 be there有明公演の日に
わざわざ下見に行ってくれたのね。

僕は奇跡的にその日ライブ参戦してたので
あとでみんなでごはん食べるときに詳細聞いて
相談かなーと思ってたんだけど、

スタッフ陣のDMグループ

前金入れた!って予約確定したってことね、
僕まだやるなんて正式に言ってないのね、
あとこのメッセージきたの
有明公演開始15分前だよ、信じられる?
僕、アリーナ着席の状態で
自分がライブするの知ったからね。

『どうせぱやくんやるでしょ?』

僕がプロデューサーと呼んでいる
フォロワーさんは僕のことお見通しのようで、
ええ、勿論やりますとも。
ライブできるなら地の果てまでだって行くよ。

てなわけでこんな感じで決まりました。

まあそこから準備は進みまして
セトリやら演出やらネームカードとか
その他雑貨類の手配やらBGMやら、
お金のこと、ごはんのこと、当日の流れ、
色々と決まっていって…

まあほとんど僕以外のスタッフが
やってくれたんだけどね、
僕は歌とギターの練習あるのみ。

今回は迷ったけど
立った状態で譜面も何も見ずに
弾くことに決めました。

やっぱり立って弾く方が
視覚的に立体的な動きが出るし、
藤くん的ムーブとかすればウケるかなー
というのと
あとみんなの顔を見て、目を見て、
歌いたかった。
(キモい?いや、でも…ねえ?)

ちなみに立って弾くと
ギターは別の楽器ぐらい難しくなります。
ギター持ってる人は多分わかる。

譜面見ずに弾くのもなかなか…
今回9曲やったけど、
それ全部まるまる暗譜した。

ぱやは音楽理論も知らないし、
音感も全然弱いので普通に丸暗記。
何度、ごめんなさい間に合いませんでした
って言おうと思ったことか…

夜な夜なカラオケに通っては
立って何も見ずに練習を繰り返した。

ってしてる中でね、一大事。
本番1週間前にちょっと体調崩して、
まあ全然健康面については
心配なかったんだけど、
歌が全然歌えない状態になった。

さすがに焦ったよ。
身体は元気なのに喉の調子だけは治らないし。

夜にカラオケでギターだけ練習したり、
前日まで3日間ぐらい
仕事終わりにスタジオ入って
リハーサルしたりしたけど
その時も全然まともな状態じゃなくて、

やっと訪れたチャンスなのに、
みんなが楽しみにしてくれているのに、
応えることができないかもしれないと思って
思わずひとりでスタジオで泣いてしまった。

ギターも追いついてないし、
暗譜だって全然十分じゃない、
なのにただ歌うことすら危うくなって、
正直どうしたらいいかわかんなくなった。

それでもBUMP OF CHICKEN聴いて
ボロボロ泣きながら
きっと大丈夫だって信じて頑張ったよ。

当日になっても喉の不調は続いてて、
会場リハーサルはなんとかなったけど、
やっぱり不安しかなかった。
本番になって全然歌えない状態になったら
どうしようって。
せっかくみんな来てくれたのに
僕のせいで台無しになったらどうしようって。



迎えた本番、アドレナリンが全てを解決。
便利な身体だなおい。

というわけでね、こっからは当日のお話。
長えな。いつもだけど。

17時に会場着。
リハしながら演出とか軽く打ち合わせ。
何もかも基本的には
リーダーの指示通りに動いてただけだから
僕は自分のことに集中させてもらった。
本当に、スタッフ陣ありがとうね…

会場 下北沢LOFT

ネームカードとか
ドリンクコインとかフライヤー、
当日のミニゲーム『3曲目を当てろ!』で
使うポップ、実物を見て
うちのスタッフすげーなと思った。

3曲目を当てろ!のポップ
全てハンドメイドのドリンクコイン

わりと慌ただしく準備したけど、時間通り開場。
ただ金曜ということもあって
仕事終わりでギリギリになる方も…
とのことから多少遅らせてのスタート。

幹事リーダーのスタッフから
挨拶と注意事項説明、
その後別のスタッフから乾杯のあいさつ。
お願い(?)した通りにヒロくん風
しどろもどろの曖昧ステーションから
お送りしてもらった(笑)

『楽しい時間はあっという間に
終わっちゃうんでね、
笑顔の花を咲かせましょう!乾杯!』

みたいなそんなニュアンスだったかな(笑)
ありがとうね。

このとき楽屋にいたんだけど、
プロデューサー(フォロワーさん)から

『ぱやぁ!行くぞぉ!!』

ってまじでプロデューサーみたいな感じで
声かけられて、入場曲かけてもらった。

入場曲はthe HIATUSの
Deerhoundsという曲です。
半音下げバージョンね。

ちなみに原曲とか使うのはちょっと
微妙かもってことで自分のギターと
一部打ち込みでGarage Band使って録ったよ…
つまりギター、ベース、ドラム全部ぱやです。
↑それは大袈裟。

入場のときも藤くんムーブ全開で
やらせてもらった、そういうの
苦手な人がいたらまじで申し訳ない。

伸びーーーとか、
ギター掲げるやつーーーとか、
全部やったよ、スッゲー楽しかった、
藤くんってあんな景色見てるんだな…

で、ライブ開始。

まあーーーーーーーーー
総じて最低のクオリティ。
緊張しすぎてリズムは体感2倍速。
ピッチがっちゃがちゃ。
コードも歌詞も間違えまくり。

あれほど意識してたこと
全部飛ぶんだもんなあ、
本番まじで怖い。

2曲目天体観測からは少しだけ
緊張が解けてきた。冒頭のアレもやったよ。

ぱや『イマという箒星
君とふたり追いかけていた』

ゲスト『ぉーぃぇーへー…ぁはー…ん…?』

藤くんみたくちょっと首を傾げてみる、
ウケたみたいでよかった(笑)

みんな突然変なやつ出てきて
演奏始まって声出しとか求められるもんだから
びっくりしただろうなあ、ごめんね。
もっかいやらせて!って言ったら
大きな声で応えてくれてありがとうね。


このあとMC入れたんだけどさ、
みんな僕のこと見過ぎ…って
思ったけどそりゃそうだよな
ステージに人が立ってたらそりゃ見るわ。
でも今日はオフ会だから!みんなが主役だから!
ってことを強調して、
メシとか食え食え!って唆しまくってたら
なんかいい感じになってきた。
わちゃわちゃなってきたのを
ステージから見るのは
すごくほっこりした、嬉しかったよ。

そして3曲目はarrowsでした。
ミニゲーム当選した方おめでとう!
なんでarrows選んだの?って聞いたら
『好きな曲だったから』
って…なんか素敵じゃんか…

そのあと、
実は本日赤字であることを皆様にご報告。
ぱやサイン入りピックと
オランウータンストラップ
買ってくれ、助けてくれ、って言ったら
なんとまあそこそこ売れちまった。
欲しい人?って聞いたらはーーい!
って手上げてくれんだもん。
みんなバカばっかりで最高だ。(失礼)
本当にありがとう、おかげさまで
場所代の赤字は免れたよ(笑)

変なもん売りつけてごめんね…
あ、でもオランウータンストラップは
フォロワーさんが丹念に作り込んだ
全てお手製だ、それは大事にしたまえ。
本来プライスレスだからな。


あとはまあわちゃわちゃしながら
オフ会が進み、ライブパート第2部もやって、
アンコールまでしてもらった。
supernova歌ってくれた、
人生で初めてアンコールを受けた。
嬉しくて仕方なかった、
ちゃんと聴こえたよありがとう。

もちろんアンコール入場時は
be thereグッズTシャツに着替えて、
be thereタオル肩にかけて行った(笑)

やりすぎぐらいやった方が
面白いかなあと思って。


ガラスのブルース、
みんな唄ってくれてありがとう。
BUMP OF CHICKENが見てる景色が
見えた気がした。絶対に忘れない、最高だった、
キラキラしてた。それ以上言葉にできない。

最後調子に乗って藤くんみたく喋った上に
(実際似ても似つかないけど)
ダブルアンコールまでしたんだけど、

伝えたかったことがちゃんと伝えられたのか
わかんなかったから書いとく。笑



僕の音楽、っていってもそれは
BUMP OF CHICKENのカバーとか、
藤くんこれやるよな〜!
みたいな真似事?にもならない
おままごととか、借り物の力、
どころじゃない紛いものの
パフォーマンスを指すんだけど、


僕の音楽は今まで誰の役にも立たなかった。
暗い部屋の中でひとりでやってたからね。
誰にも届くわけないところで歌ってたから。
誰か見つけてくれんじゃねえかって
甘い期待を抱いてたんだけど、
見つけてもらえるわけなくて、

だから一度辞めてしまいました。
誰の役にも立たないもんを
いくら続けてもしょうがないし。
それに気づいてしまうことは
とても苦しかったけど、
そのかわり、ほかに色々と
人の役に立つことをやったりした。
その方がみんなに感謝もされた。

でも去年、Silver Jubilee幕張の配信を観て
それはもう信じられない量の涙を流して、
こんなに大好きなもん
手放せるわけないと思った、
音楽から離れられないと思った、
だから続けたいと思った、
じゃあ続けられるように、
どうやったらこれが人の役に立つだろうって、
続けられる理由はなんだろうって考えた。

すぐにはよくわかんなかったけど、
とにかく人に聴いてもらおうと思った。
SNSを通じて配信ごっこをしてみたり、
歌ってみたって動画を上げてみたり
ライブ会場付近で弾き語りをしてみたり、
そしたら、聴いてくれる人が増えて、
いいねって言ってくれる人が増えて、
気づいたらあんな素敵な場所を
用意してもらった。

僕の音楽が直接的に
誰かに何かを与えたわけじゃない、
でも今日この場を作る、
きっかけの一つや二つぐらいには
なったのかもしれないと思えた。

参加してくれた人たちが
楽しかった来てよかった、
って思ってくれたなら、
スタッフのみんながやってよかった、
って思ってくれたなら、
僕にはそれで十分です。
それが僕の音楽を続ける理由になります。
あの場でステージに立つことを
許してくれてありがとう。
大好きなものを続ける理由をくれてありがとう。

みんなも大好きなものあったら
どうか辞めないで、諦めないで。
続ける理由が必要なら僕みたいに探してほしい。

俺たちは大好きなことや大切なものを
諦めていくために大人になるわけじゃない、
歳取ってくわけじゃないと思う。

大好きなことを辞めないでいいように、
大切なものを諦めないでいいように、
その理由を見つけられるようになるために
大人になっていくんだと思う。

そうじゃないと
今の10代、20代前半の若いやつらが
10年後、20年後には
今やってる大好きなことを辞めなきゃいけない
大切なものを諦めなきゃいけない
そんな風に思ってしまうんじゃないかな。

大人がやりたいことやって
キラキラしてるかっこいい背中見せられたら
若いやつらも安心して歳取っていけると思う。

だからみんな
『なんの役にも立たないから』
みたいな理由で大好きなこと
辞めたり諦めたりしないでほしいな
と、思いました。



そんなことをしゃべった。
俺こんなに喋ったの?やばいな。
で、まとまんなくなってきたから
ダイヤモンドを唄った。
BUMP OF CHICKENの曲の中では
たぶんいちばん最初にギターを練習した曲。
僕にとって、とてもとても大切な曲。
『大好きなこと』の原点になった曲だ。

曲中に届いてるか!!とか言ったけど、
演出だけど演出じゃないよ。ちゃんと本心だ。
拍手とか返してくれてありがとう。

こんな感じで
恥ずかしいこと沢山やったけど、
僕は頭バグってるので全然平気。
みんながちょっとでも
笑ってくれたらそれで大満足。

ド下手くそが藤くんの
真似なんかして申し訳ない、
という気持ちもありつつ、
でも楽しかった!ありがとう!
って気持ちが溢れてしょうがない。

そしてびっくりしたんだけど、
サプライズでメッセージ付きアルバムを
プレゼントしてもらった。

会場に来ていただいた方々の
メッセージやチェキがたくさん載ってて
と思ったらここにはいない
遠方の方からもメッセージが…?


前々から準備…ていつから?!
福岡?!大阪?!そんなときから?!

俺が何をしたっていうのさ、
何にも返せるものなんかない、
好きなこと続けられる理由をくれたのに
もうこれ以上もらったら
金払うぐらいしか返せるもの思いつかないよ…

ありがとうって何回言えば足りるんだ。
これからも歌えば返せるのか?
借り物の紛いものの出来損ないの
真似事にもならないおままごとなのに?

物理的なものも含めて、
素敵な思い出ばっかり詰めた荷物を抱えて
大阪に帰ることになった。
(たまアリファイナルで日曜また来る)

帰って泥のように眠った。笑



最後に…

お越しいただいたゲストの皆様
スタッフの仲間たち
下北沢LOFTの方々
BGMやケータリングご用意いただいた方々
雑貨類のデザインにご尽力いただいた方々
今回は残念ながら出席が
叶わなくなってしまった方々
遠方に住むフォロワーの方々

このオフ会に関わってくださった全ての方へ
そして僕の音楽を聴いてくれた全ての方へ

今回やり遂げることができたのは
あなたの存在があったおかげです。
本当にありがとう。
どんな感謝の言葉も追いつかないです。

BUMP OF CHICKENのおかげで
手放さずにすんだ僕の大切なものが
こんなにも素敵な景色を
愛しい時間と空間を
連れてきてくれました。
大袈裟だけどそう思いたい。

魔法みたいな夜でした。
宝石になった日でした。
寂しいです。またみんなに会いたい。


読んでくれてありがとう!

またね!


【今日の一曲】

ダイヤモンド
BUMP OF CHICKEN


下北沢LOFTスタッフの方が看板書いてくれた
ステージ

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