Time Ruler is All You Need - タスク管理の救世主
こんにちは。Obsidianの皆さん。突然ですが、タスク管理に苦労していませんか?「毎日たくさんのタスクがあって、どこから手を付けたらいいかわからない…」という気持ち、実は私もずっと抱えていました。でも、そんな悩みを全て解決してくれた救世主がいるんです。それが「Time Ruler」。
私がこれまで探し続けていた理想の機能が全部盛り込まれていると言っても過言ではありません。ただ、日本語での使い方がほとんど見つからなかったので、今回はその魅力的な機能を明らかにしつつ、私が実際に使ってみた感想もお伝えしようと思います。
ちなみにObsidian使っている人ってなんて呼ぶんですかね?Obsidian-an?縮めてObsidianでいいですか??
タスク管理に求めていたもの、Time Rulerで叶うもの
まず初めに、私がタスク管理に求めていたポイントは以下の通りです:
毎日のタスクを30分単位で設定できる
タスクを30分程度でこなせる量まで分解できる
→ ポモドーロタイマーを活用したいから。やるべきタスクから自動で今日やるタスクが設定できる
長期・中期・短期で目標を立てて、それに関するタスクを整理できる
タスクの進捗や所要時間を把握できる
予定と実際の進捗を簡単に比較できる
さて、この中でTime Rulerは何を叶えてくれるかというと、なんと1、2、5、6をクリア。
4に関して私は、別のプラグインでサポートしています。これに関しては別で記事を書こうと思っています。
項目3の自動振り分けはまだ模索中ですが、日々のタスク管理が格段に楽になりました。
今まで色々試したけど…
正直、今まで使ってきたツールもそんなに悪くなかったんです。でも、どれも私の期待を完全には満たしてくれませんでした。
Tasks
ノート1つに対して1タスクの概念が固定されていない
1ノート1タスクでないとタスクに対してコメントしたかったりするとき散らばってしまい思考が整理されない感覚があります
**今日やるべきタスクの視覚的な把握が難しい
今日やることがわかっていてもやるべき時間まで決まっていないとサボってしまう癖があります
Full Calendar や Day Planner
タスクを動かして時間を簡単に修正できない
時間を書き換えるためメインノートから別のノートに行かなければいけないことがあり手間でした
Time Rulerは何が優れているのか?
じゃあ、Time Rulerが何がスゴイのか?具体的に見ていきましょう。
タスクを時間ごとに設定できる
日々のタスクは30分単位で管理したい私にとって、これほど便利なものはありません。タスクを単に書く・こなすだけでなく、そのタスクにかける時間管理ができるようになりました。
タスクをサブタスクに分割できる
大きな目標や一見手がつけられないタスクも、細かく分ければ実行可能ですTime Rulerではサブタスク設定ができるので、少しずつ進捗を確認しながら着実に進めることができます。
やり方は簡単。以下のようにタスクにインデントを加えることでそのブロックが一度に表示されます。
![[スクリーンショット 2024-11-06 11.55.59.png]]
タスクをドラッグ&ドロップで移動できる
Time Rulerでは手動で時間を書き換える必要はありません。なぜなら簡単にタスクの時間をドラッグ&ドロップで変更できるからです。プランに変更が出た時も、さっと対応できるのでかなりストレスフリーです。
タスクをDailyNoteで一元管理
これは個人的に非常に重宝している機能です。Time RulerではタスクをDailyNoteに書き込むことで、自動的にDailyNoteの日付にタスクが設定されます。これにより1日のタスクをDaily Noteに書き込むことで簡単にその日のタスクを管理することができます。
DailyNoteで使用する際の注意点
Time Rulerが参照するDaily noteの位置はDailyNote Pluginが設定した位置に基づいているため、私のようにPeriodic Notesを使っている方は、その設定を統一する必要があります。
私の場合は以下のように設定しています。
Daily Noteでの設定
Periodic Noteでの設定
Time Rulerに反映するには位置を書き換えてからObsidianを再起動する必要があります。そうすれば内部で位置が書き変わっているのでDaily Note PluginをオフにしてもDaily Noteに加えたタスクがTime Rulerに反映されるようになります。
多数の入力形式をサポート
Time Rulerの柔軟性はこれだけではありません。他にも、様々な入力形式をサポートしています。自信が現在使っているタスク管理のプラグインと簡単に統合できます。
Day Planner形式
私のお気に入り。時間の設定がしやすく、優先度のマークが可愛い。
YYYY-MM-DD hh:mm - hh:mm task content > yyyy-mm-dd [query:: query] ?/!/!!/!!!
予定日 開始時間 終了時間 タスク内容 タスクの期限 クエリ 優先度
Dataview形式
データベースのように細かくキュレーションしてくれるので、複雑なタスク管理に最適。[scheduled:: yyyy-mm-ddThh:mm] [due:: yyyy-mm-dd] [duration:: #h#m] [priority:: lowest/low/medium/high/highest] [query:: query]
Tasks 形式
[startTime:: hh:mm] [duration:: #h#m] [query:: query] ⏳ yyyy-mm-dd 📅 yyyy-mm-dd ⏬/🔽/🔼/⏫/🔺
Full Calendar 形式
[date:: yyyy-mm-dd] [startTime:: hh:mm] [endTime:: hh:mm] or [allDay:: true] [due:: yyyy-mm-dd] [priority:: lowest/low/medium/high/highest] [query:: <query>]
ノートもタスクとして扱える
もう一つの魅力は、Time Rulerを使えば全てのノートがタスク扱いできるということ。タスクをノートとして管理できるので、プロジェクトごとの進捗確認も簡単です。
`completed`ステータスをプロパティに追加するとそのノートはタスクとして扱われます。
また、プロパティに以下の要素を追加することもできます。
`scheduled: date`
`due: date`
`priority: highest/high/medium/low/lowest`
`duration: #h#m` (a Dataview duration - see above)
`start: date
その他の機能
ここまでTime Rulerの魅力を語ってきました。次にまだ紹介していない機能を紹介したいと思います
ボタンでタスクを追加する
Time Ruler の右上に表示されているボタンをクリックすることでタスクを追加することができます。またタスクを追加する際、そのタスクが挿入されるノート、ブロックを指定することができます。
私がボタンから追加する際はDaily Noteの # 今日のタスク ブロックにタスクを追加しています
レイアウトを変える
Hours, Days, Weeksの三つのレイアウトがあります。期間が長くなるにつれて表示される要素が増えます。
私はDaysを使用しています。
カレンダーをインポート
iCalを利用することでGoogle Calendarなどから予定をインポートすることができます。インポートされた"予定"はタスクで上書きすることができません。
注意
現在はエラーが起きるので読み込むことができません。原因がわかる方がいらっしゃったら教えていただきたいです。
タイマー
タイマー兼ストップウォッチが設定されています。
作者がどのような意図で作ったかは謎ですが、タスクの時間管理をすることなどができます。
ポモドーロに使えるかなと思ったり思わなかったりしてます
タスクフィルター
表示するタスクをタスクの要素に応じてフィルターできます。
dataviewを用いてるそうなので,
dataviewを使って出来そうなことはできると考えて良さそうです。
フィルターできる要素
タグ
タスクの存在するフォルダ
タスクの存在するノートから特定のノートへのリンク/バックリンク
タスクの存在すつノートのプロパティ
CSSカスタマイズ
見た目をCSSで変えることができます。
私はCSS無知なので使っておません
まとめ
ざっとTime Rulerの良さを紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?このツールは、単なるタスク管理プラグインには留まらず、毎日をもっと効率的に、そしてストレスフリーに導く強力な武器になります。
もちろん、すべてのタスク管理の要望を100%満たすわけではないかもしれませんが、今まで使ったものとは一味違います。特に私が強く感じているのは、時間管理とタスク整理を両方同時に行いたい方にとって、まさに「これ一つで十分」と思うほどです。ぜひ試してみてください。
読んでいただきありがとうございます。今後も似たような発信をしていこうと思うのでいいねとフォローをしていただけるとありがたいです。