【オープンデータでデータ分析】石川県 居住地域の通勤・通学 分担率マップ
おつかれさまです。
Code for Noto代表のBee.B.です。
今回は国勢調査2020の従業地・通学地による人口・就業状態等集計に関する集計の4次メッシュデータを用いて、石川県19市町の4次メッシュでの居住地域別通勤・通学の交通分担率マップを作成していきます。
データ準備
全国市区町村別の4次メッシュ対応表はこちら
このデータを用いて、Looker Studioでメッシュを表示出来るように、POLYGON形式のデータに変換しておきます。
また、元データでは、指標別の割合ではなく実数値となっているので、そのまま単純にメッシュマップにすると、以下のようなマップになります。
そのうち、鉄道、自転車、自家用車、徒歩、乗合バス、オートバイのデータのみ、その地域に住んでいる通勤通学者の総数で割って、割合を出していきます。
※一部データの秘匿があり、分母と分子が必ずしも一致しないため、参考程度の割合になることに注意
実際の交通分担率マップ
実際に、Lokker Studioで作成したマップはこちら
市町を選択した時に、各市町ごとの交通分担率がグラフで可視化される機能がついており、
下のマップで特定のメッシュを押下すると、500mメッシュでの交通分担率が確認出来ます。
また、分担率マップでは、市町ごとの指標の濃淡を確認することが出来ます。
地域ごとの交通手段が分かるので、どの地域ではバスをよく利用するかが分かり、交通政策に活かせるのではないかと思っております。
分析
19市町の自家用車の割合に注目していきます。
金沢市
金沢市の自家用車交通分担率はこちら
72.6% 主要観光地である金沢市も車大国であることがデータで分かりますね。
かほく市
かほく市の自家用車交通分担率はこちら
津幡町
津幡町の自家用車交通分担率はこちら
内灘町
内灘町の自家用車交通分担率はこちら
羽咋市
加賀市
穴水町
志賀町
七尾市
珠洲市
小松市
能登町
能美市
宝達志水町
白山市
輪島市
まとめ
震災前のデータですが、こうしてみると、高齢化率の高い地域で、自家用車の分担率が高すぎる点は、公共交通の維持を考える上で、大きな地域課題になるでしょうね。
ぜひ、いろいろ触ってご活用ください。
それでは、また!
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