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あなたの『お世辞』は甘すぎる
こんにちは。
ぷまっくです。
今日はお世辞について紐解いていきましょう。
仕事やプライベートの場面で褒めようかな?どうしようかな?と思うとき。こういうときにはたいてい褒めると失敗するケースが多いです。
それは褒め方が甘すぎる。振り切りお世辞パワーを使っていないからです。
そもそもお世辞ってイヤなものでしょうか?どこのだれが褒められて嫌な気分になる人がいるのでしょうか?
本当に人がイヤだと思っているのはお世辞を言われることではなく誰かが自分以外の人にお世辞を言っている姿を見るときです。
たとえばAさんがBさんに「Bさんてほんと優しいですよね」と言ったところをCさんが見たときに「Aのやつ、お世辞言いやがって、Bも真に受けちゃってよ、ああヤダヤダ」というように嫌悪感を抱くわけです。でもCさんもいざ自分がお世辞を言われても嬉しいものです。こんなときCさんは「もしかしたらお世辞かもな」とは思いつつ嬉しさを抑えます。そして相手の言葉を信じたくなります。
ここで考えてみましょう。
あなたがもしCさんにお世辞を言ったときはもう一押しが重要です。
人はお世辞を言われると多くの場合、「いや、そんなことないですよー」と一度否定をします。これは本当は嬉しいけど無邪気に喜んでいるところを相手に見せたくないのと、相手が本気でそう思っているのかを確かめたいからです。
そこで一押し!「だって忙しい時にでもいつも周りを気にしてくれていて自分のことのように一緒に考えてくれるじゃん!」とお世辞をさらに連ねます。すると相手はこちらの言葉を信じるようになります。
お世辞は根拠のないもので構いません。ある実験でも「発言のほとんどで根拠のないお世辞を言いまくった場合」と「発言の一部に根拠のあるお世辞を盛り込んだ場合」と「まったくお世辞を言わなかった場合」とでは好感度が最も高かったのは「発言のほとんどで根拠のないお世辞を言いまくった場合」でした。
だからお世辞を言おうと決めたのであれば、言い切らないといけない。これだけは覚えておいてください。
お世辞が上手になると相手の願望によってお世辞の内容を変えることもできます。この人は「こうありたい、こう見られたい」という相手が望んでいる願望に沿ったお世辞を言います。「頭がいい、頭が切れる」と思われたいと思っている人に「努力家ですね、尊敬します」と言っても響きません。たとえそれが事実であってもです。
その人が「何を言ったら喜ぶだろう」と考えて発言することも大事になってきます。
最後に人はお世辞を言われているときは悪い気にはなりません。イヤな気分になるときは他人のお世辞を聞かされるときです。自分へのお世辞には鈍感で他人へのお世辞には敏感。
だからお世辞を言うときは第三者がいないところで褒めるようにしましょう。そのほうがお世辞を言っている自分を嫌われるリスクを抑えられます。
でも心から相手を褒めることができればどんな場面でもどの相手にでも伝わると思いますけどね。
ではまた(^^)