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聴き上手=話し上手

こんにちは。

ぷまっくです。

今日は聴き上手になれれば勝手に話し上手になるという話をします。

耳を傾けることは大事である。

あえて聞くのを拒否する場合を除いて

聞くのは耳を傾けることから始まる。

ただし、耳を傾けていればそれで充分かといえば、

充分どころか、始まったばかりなのである。

熱心に耳を傾けているだけで、

話し手が満足して、

「ありがとう。おかげですっきりした」

と、帰っていく場合があるが、

それは一つの場合に過ぎない。

話を聞いて、聞くだけで終わったのでは、

何も変わらないばかりか、

「聞く力」のない人として、頼りにされなくなる。

話の意味を聞きとり、返信して、

何らかのメッセージを発信しなくてはならない。


職場で部下が上司に具申する。

「二名が欠勤していて、このままでは

納期に間に合いそうにありません。

なんとか、人員の確保をお願いできませんか」

上司はそれを聞いて、

「なるほど、わかった」

と、答えたものの、二日経っても、何の音沙汰もない。

上司の側に、

<聞くだけでも、聞いてやったんだから>

という安易な思いがあるとすれば、

<聞くだけで、何もしてくれない人>

という不満が部下には残る。

上司としては、

・電話の意味するところを明確に聞きとる

・その重要度、緊急性を判断する

・重要度、緊急性が高ければ、人層に対応する

という姿勢がなければならない。

耳を傾けたあと、どうするかということまで、

聞くという行為には含まれるのである。

活発なコミュニケーションのやりとりでは、

聞き手が話し手に回り、話し手が聞き役になる

ということの繰り返しが続く。

したがって、聞くといっても、話の内容すべてを

聞く必要がない場合もある。

意図的に、「聞き流す」「聞き捨てる」「聞き落とす」

など、ふるいにかけ、大事だと思う個所を聞き分けて、

聞いたあとの発信につなげるのである。

大抵の場合、聞いた直後にこれを行わなくてはならない。

同じ「聞き流す」でも、うっかりしてそうなる場合と、

意図的にする場合とでは大違いである。

聞く力を発揮するには、

「集中力」「洞察力」「観察力」「分析力」「直観力」

を動員しなくてはならない。

これは容易なことではないが、誰も最初からそんな力が

身についているわけではない。

人に会って話を聞く経験を重ねながら、

意識して身につけるのである。

聞く力は、聞くことによって磨かれているといえる。

そして、聞く力の向上に比例して話す力も伸びていく。

名優は聞き上手だと言われる。

彼らは自分のセリフを覚えるより先に、

相手のセリフを聞き、その内容を理解する。

そうすることで、息の合ったやりとりができるのだ。

人前で話すにも、聴衆の声を聞き、呼吸を合わせて

話のできる人はすぐれた話し手である。

一方的にしゃべるのは下手な話し手なのだ。

人の話が聞ける人は、話も上手なのである。

人は話が聞けるようになるにしたがって、話す力も伸びていく。

「話し上手は聞き上手」とは、実は、

「聞き上手は話し上手」ということなのである。

聞いて相手のことを知れば、それだけ、

「あなたの話は相手に通じる」ようになる。

子どもには話し方よりも聞き方をまずは教えたいものです。

ではまた(^^)





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