2023 Xデザイン学校マスターコース#06(10/14) ふりかえり
こんにちは。UX3年目の永井です。
この記事では、Xデザイン学校マスターコース#06アイデア発想とリフレーミングの気づきを書いていく。
アイデアの原理は2つ。
アイデアが既存の要素の組み合わせであるなら、アイデアが浮かばない要因は既存の要素(知識)が足りないからだ。また知識に偏りがあるとアイデアが飛躍しない。エンジニア視点で技術の知見を蓄えるだけでなく、デザイナー視点やユーザー視点を持ち合わせてアイデアを拡大していく。様々な教養が必要なのだと納得した。
8つの問いでリフレーミングする。
講義では下記の書籍を使ったワークショップを実施した。
問いのリフレーミングの効果を実感。
普段の業務で行うリフレーミングは、解決策を導出する側面が強いことに気づいた。部分最適より全体最適の解決策は?手段でなく本来の目的とはなんだろう?その製品の機能を体験価値で言い換えるとなんだろう?あるべき姿やビジョンとは?
自分の中で問いをリフレーミングしていたが、それをチームでやることが新鮮だった。
チームで問いをデザインすると、ソリューション志向と目的志向で嚙み合わない経験を何度も繰り返してきた。ダブルダイヤモンドで議論の全体マップを示し、自分や他者の中にある固定概念に気づくことをゴールに設定すれば、良い対話が生まれるのだろうか。実験を繰り返そうと思う。
アート思考は「自己表現」の手法ではない。
アート思考は、自分がどう感じ、なぜそれを感じたのか?を整理し表現する手法だと勘違いしていた。今回の問いのリフレームを受け、アート思考とは既存の常識を疑い、常識を再構築するための手法だと理解した。
常識を疑うために、常識を知る、つまり既存の要素を蓄積する必要がある。そして常識を手放す、つまりアンラーニングが必要になる。
写実主義から印象派へ、抽象表現主義、現代アートと表面的な変遷を理解するのではなく、前時代的な常識に気づき新しい常識を生み出してきたという共通点を理解しないといけない。
世界にある常識を疑い、その企業らしさで常識を再構築することがビジネスの価値なのだと理解した。
最後に
フレームを意識的に壊すことを訓練してきたが、今回のワークショップでその手順を体感でき、色々な場面で適用できると確信した。
抽象的な思考に陥るため、早く具体的なプロトタイプに落としこみたい。