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凡人の私が投手として使いものになる方法1

こんにちは。広報のコミケイです。
今回は、当チームの2大エース、篠原さんと佐藤さんに、私のような凡人が試合で投手として使いものになるにはどうしたら良いのかを聞いたことでわかったことをお伝えします。

背景にあった課題感

私は球を投げること自体は好きだし得意な方だと思ってますが、投手として登板すると、球速はそこそこあるとは言われるものの、空振りはとれない、きれいなヒットで打ち込まれる、特大のホームランを打たれる、などなど、なかなか使いものにならないなと悩んでおりました。
また、当チームは投手志望者も多いため、こういった長く投手経験をされている方の知見は役に立つことも多いと思い、このネタを投稿しようと思った次第です。

今回の考察で目指すもの

打者を打ち取る策としては、試合全体としてであったり、バッテリーとしてできることもあるのですが、今回は投手側でできることに絞って書きました。

スクリーンショット (46)

構成

今回の考察の構成はこのようにしてます。

スクリーンショット (47)

打者が投球をバットの芯に当てるために必要な要素

スクリーンショット (48)

このあたり書籍やネットでもいろいろと考察や実験データの記載がありますが、細かく拾い出すときりがないので、大まかにこのあたりかなと思ったものを書きました。詳細な数字は忘れた&拾うのが面倒なので割愛します。

投手側でできる、打撃成功を阻害するための方法

スクリーンショット (49)

ここから各要素について取りうる策を記載していきます。

到達軌道の予測を外す

スクリーンショット (50)

予測と言っているのは、打者はこれまでの試合や練習などで培ってきた経験を基にして、到達する軌道を予測する、という旨を意味しております。
(ホームベース付近で球を見て反応しているのでは間に合わないので)

最近よく見る、球質をマトリクスで分析しているものなどは参考になると思います。
https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53609
https://www.baseballgeeks.jp/mlb/%e3%83%a1%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b0%e3%81%a7%e6%8a%95%e7%90%83%e3%81%95%e3%82%8c%e3%82%8b%e7%90%83%e8%b3%aa%e3%81%ae%e7%89%b9%e5%be%b4/
https://www.baseballgeeks.jp/highschool/5550/
https://reso-note.com/yoshikou-sugosa-719

回転軸などがどう影響するのかなどはこちら。
http://blog.livedoor.jp/baseball_motion/archives/81463970.html

佐藤さんは【B】、【C】に当てはまるタイプですかね。

★篠原さんコメント
・佐藤さんのようにアンダースローの球の軌道は、低めの球が垂れないし、変化球が止まって見える。高めがふわっと浮く。バッターが想像出来ない球になっていると思います。
・コントロールが良いのが分かるから、打者が踏み込んできているので、インコースのシュート(ツーシーム系速いやつ)の精度が上がると踏み込めなくなるから、飛ばなくなるはずです。
・あと、ストレートの球速に近い変化球があると、より省エネできますね。

到達時間の予測を外す

スクリーンショット (51)

理由がいまいちわからないけれどタイミングが合わないと感じる、というタイプの球は【F】や【G】や【J】に当てはまるものと考えております。篠原さんはこのあたりを使いこなされていると思われます。

芯に当てることが難しい箇所に投球する・打撃動作をする意識を阻害する

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こちらは制球力に関する項目です。剛球投手が荒れ球を投げているのは、【M】【N】に該当すると考えております。
佐藤さん篠原さんは内外が投げ分けられる制球力をお持ちなので、そこも成果が出ている要因なのかなと考えております。

★佐藤さんのコメント
・コントロール極めると打たれないけど、中途半端にコントロールが良いは打たれる気がします。
・打者心理って、ボール球手を出したく無い、ストライク見逃ししたく無いだと思う
・佐藤さん対策なら、逃げるスライダー空振りは諦めて、アウトローバンバン打ってこう!て作戦立てられたら、ストレートや甘いスライダーをたまにパコーン!いかれる
・こみけい対策なら、クソボールあまり無いしデッドボールもないから振り遅れないようにイチニノサン!でストライクゾーンふってやろう!って出会い頭で打たれる

投手にできる打撃阻害方法と効果と実現度の比較

スクリーンショット (53)

※効果と習得実現度のレーティングについて
・効果:打者目線で個人的感覚で入れました
・習得実現度:身体的特性が必要なものや習得に長い期間かかりそうなものはL(難しい)にしてます。入れてみると、習得がH(簡単)なものはないですね。
効果が高いものほど、習得実現度も難しい、と感じてます。

一番大事なこと

投手として打者を打ち取るために、様々な方法があることがわかりました。一方で、これら全部を実現することは難しいと感じてます。
一番大事なこととしては、自身の現状を理解すること、そして、そこから一番習得がしやすそうに思えることに取り組んでみることかなと思いました。
自身の現状把握の軸としては以下の項目があると考えてます。(基本となるストレートを例にしてみる)
・球速
・回転軸
・回転数
・制球力
・身体上の特性

例えば私で言うと、球速は中、回転軸は水平に近い、だが回転数が並みなので打ちやすい。制球力も中なので打者も迷うことなく振りやすい。肩甲骨の柔軟性もとってもあるわけではない。とすれば、ノビのある直球を目指すのは分が悪いので、取り組む策は別のところにありそう。

まとめと今後へ向けて

篠原さんいわく、身体的な特性がないと絶対にできない、と感じているものはない。(柔軟な肩甲骨はあるかも)
一方で、日々の準備はもちろん、ご自愛も長い期間投手をやって実験を繰り返して今に至るため、習得には長い期間を要するものもある、ということでした。

また、今後の考察内容としては、個人的に取り組みたいと思ったものを中心に書いていきたいと思います。
私が取り組みたいものとしては、以下です。
【D】途中まで速球のように見える変化球を投げる
【F】初速と終速の差を小さくする
【G】フォームと球速のGAPを生じさせる
【J】リリースのタイミングを計りづらくさせる

これらは、以下を実現すればできると考えております。
・リリース位置を打者寄りにする
・ゆっくりとしたフォームから速い球を投げる
・リリースポイントがリリースまで見えない
これを習得することを目指し、それを実現するための方法を書いていきたいと思います。

ちなみに、篠原さんは投げる感覚として、
・自分の身体の近くでリリースする→力をうまく伝えられる
・体重移動を使ってなるべく打者寄りでリリースする
という意識で投げられているそうです。
この身体近くでリリースし、打者寄りでリリースする、という一見すると矛盾した感覚が、篠原さんのストレートの秘密なのかもしれません。




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