ドーピング解説 初級
ドーピングと言っても使われる薬剤の種類は多岐にわたります。
まずは、おおまかな説明をさせて頂きます。
1.アナボリックステロイド
・経口ステロイド
経口摂取が出来る飲むタイプのアナボリックステロイド。
簡単に摂取できる為、このタイプの薬剤から入る人が多いが副作用が出
やすい。本気でバルクアップに取り組むならインジェクト(注射)から
初めた方がいいであろう。効果も早く出るのでインジェクトが効くまで
の期間スタートダッシュ的に利用する人もいる。
17αアルキル化され体内残留の時間を長くされている薬剤が多く肝臓へ
の副作用が大きい。長期にわたる使用は副作用のリスクも増大するので
絶対にお勧めできない。
・インジェクト
注射で使用するタイプのアナボリックステロイド。
経口剤よりも種類も多く、肝臓への負担が少ないものが多い。
種類にもよるが12~16週間の長期間の摂取が可能である。
・バルクアップサイクル
増量する為のアナボリックステロイド等の摂取の期間の事を指す。
アナボリックステロイドの種類によってはバルクアップに適した物
や減量期に適した物など複数ある。
・カットサイクル
減量期、コンテストなどに向けての調整期の事を指す。
カットサイクルと言う響きから痩せるステロイドを使用すると思ってい
る人が多いがアナボリックステロイドに直接的な減量の効果は少ない。
減量により筋肉量を減らす事なく体内への水分貯留などをおこさずに
カットをより良く出す為の種類のアナボリックステロイドを使用する。
2.ペプチドホルモン
・成長ホルモン
体内では脳下垂体から分泌され骨や筋肉の成長に影響を与えます。
通常10代でピークをむかえ30代に向けて急激に減少
その後、緩やかに減少し続けます。
簡単な尿検査では検出は難しい為、アスリートに人気となった。
最近の研究結果では成長ホルモン単体ではそれほどの効果はなく、
アナボリックステロイド等とスタックして使う事で最高の結果を出すと
されています。
・IGFー1
インスリン様成長因子(IGFー1)は成長ホルモンの影響を受け肝臓
で変換されるて骨格の形成や筋肉の成長に結果をもたらします。商品に
よっては弱点部位に直接注射する事により弱点の改善を可能とします。
・成長ホルモン放出ホルモン
成長ホルモンは脳下垂体から分泌されますが、成長ホルモン放出ホルモ
ンとはその名の通り成長ホルモンの分泌を促進される物質です。
視床下部を介して内因性のGHRH分泌を促進し脳下垂体にも直接作用し
て成長ホルモンの分泌を促進させます。
3.SERMs
選択的アンドロゲン受容体モジュレーターと呼ばれ副作用のないステロ
イドとされている。しかし実際のところ、しっかりとした研究結果があ
る訳ではなく商品しての品質も安定していない物が多い。
ここでは省略するが実際に筆者は今までなかった程の最悪の血液検査が
出た事がある。
4.PCTについて
ステロイド等の摂取を続けると体内で作られるはずのテストステロンが
低下、さらに作られなくなってしまう。その状態が続けば筋量の低下や
鬱などの副作用さらされる危険がある。サイクル終了後、そのようにな
らない様に早急に体内の分泌量を元に戻す必要がある。
その期間の事をPCTと呼ぶ。
アナボリックステロイドを摂取するなら一番重要なのがPCT、
また摂取期間中に出る副作用の対処である。
簡単に説明させて頂きました。
利用方法や詳細については後述いたします。
またお会いしましょう!