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中国、アメリカに「CO2削減」の代わりに「対中圧力解消」を要求 虎ノ門ニュース 藤井厳喜 ✖︎ ナザレンコ・アンドリー ✖︎ MC 井上和彦 2021/9/10
※MC 居島一平氏は体調不良のためお休み
1:56:30〜
【中国 気候変動に条件 対中圧力解消を米に要求 】
産経新聞による
中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は1日、天津市を訪問中のアメリカのケリー大統領特使(気候変動問題担当)とオンライン形式で会談しました。王氏は気候変動に関する米中の協力強化には、両国関係の改善が欠かせないとの考えを示したということで、バイデン政権に対し、対中圧力の解消を求めた形だとみられています。
中国外務省の発表によりますと、王氏は米中関係について「深刻な困難に直面している」と述べ、その原因はアメリカの対中戦略にあると主張。アメリカ側に「中国を脅威やライバルと見なすことをやめ、世界中で中国を封じ込め、抑圧するのをやめるべきだ」と求めたということです。
藤井氏
これはこれだけのことなんだけれども、僕はバイデン政権が生まれた時からこれ予測してて、バイデン政権の一番の政策のプライオリティーは何かっていうと、これは「国防」でも「経済回復」でも「コロナ」でもなんでもないんです。「CO2削減」なんですよ、「世界的な」。
で、そうすると、世界で一番CO2を出している、世界の30%近くCO2出しているのチャイナなんですよね。
チャイナに抑えてもらわないといけない、ならチャイナとすれば「いや、やってもいいけど、だったらこっち(対中政策の緩和)やってくださいよ」と。「経済封鎖みたいなことはやめてくださいね」と。
もっと昔みたいに自由にチャイナと取引できるように(トランプの前みたいに)してくださいよ、というね「ファーウェイとかを排除しないでくださいね」ということになっちゃうんですよね。
で、実はこの図式っていうのは「オバマ政権」から始まってるわけです。
オバマもこの「地球温暖化は最大の問題だ」と、「安全保障の最大の問題は地球温暖化なんだ」ってさ。
‥おかしいですよね、言ってることが。
で、バイデン政権はもっとそうなんですね。
僕はそもそも地球温暖化はしてないし、CO2を減らす必要は全くないと思ってます。
だけどもそういったことをプライオリティーのNO1にしちゃうから、チャイナがそこに付け込んでくるわけですよ。
で、これを外交用語では「リンケージポリシー(linkage:結合,連鎖,連係,つながり. 2. (国際交渉での)リンケージ 《異なる政治問題を結びつけて解決に導く方法》)」っていうんですけどね。
全然関係ない2つの分野をリンクさせて自分の有利な方に操っていこうということですね。
ですからこれはもうね、バイデン政権の対中アプローチの最大の欠点ですね。
チャイナ関係で一言だけ言わせてもらうと、関係ないかもしれないけども「恒大集団」という不動産業があります。
これがもうすぐ潰れます。そうするとかなりの国際的なショックを与えますね。
日本円でいうと何十兆円っていう負債抱えてますので、で、これはね、習近平は潰す気です。
共産国家だからね、助けようと思えば政府の金、中央銀行の金を打ち込めばいくらでも助けられるんですけども、おそらく彼の反対派閥、反習近平派の人たちが興した企業だろうから、一回潰してそこの利権を整理して自分の派閥のものにしちゃうということでしょうから、これ潰す気です。
そうすると、リーマンショックほどではないですけども、かなり大きな金融的にマイナスの波がチャイナ発で世界を襲うことになるんじゃないのかな、と。ちょっとしたショックになるんじゃないかな、と思います。
破綻はハッキリしてますんで、ぜひお気をつけください、と投資関係の方には申し上げたいと思います。
井上氏
ありがとうございます。ナザレンコさん、どうですか?
ナザレンコ氏
「妥協してくれたらこちらも妥協する」のは、独裁国家はいつも使う手法なんですよね。
それは一度も成り立ったことがありません。
たとえば、さっき色んな話が出てきたんですけど、じゃあ、経済協力してくれたら妥協しますと言ったんですけど、お金だけもらって、問題は一ミリも進んでないこともあります。
中国も気候変動協力するとか言ってるんですけど、でも別に今までは欧米は中国に対して強く出てたわけでもないんですね。今までずっと協力する態度をとってたにも関わらず中国はどんどん調子に乗ってどんどん挑発的な態度に出たんだから今も譲ってしまえば、それは中国に変な自信を与えるだけであって絶対そういう嘘を信じてはいけないと私は思うんですね。
藤井氏
チャイナの場合ね、「ウチはCO2減らしました」って言ったって信じられないですよね、到底。
いくらでも平気で嘘ついてくるんですからね。ハハ。
井上氏
ありがとうございました。お時間になりました。お二人ともどうもありがとうございました。
来週月曜のコメンテーターは月刊正論編集長の田北真紀子さんと作家の竹田恒泰さんです。
そしてね、司会の居島一平さんが戻ってこられる予定だということでございます!
また楽しみにご覧いただければと思います。私も大役を(金曜司会)2回させていただきましたけれども、来週居島さん、ぜひとも元気なお姿で戻ってきていただきたいなと思います。✨
ではまた来週お会いいたしましょう。
(藤井氏のネコちゃん)手をフリフリ❤︎
✨
井上氏、お疲れ様でございました。各曜日の方々に色々と気を遣ったり大変だったと思いますが人柄的な安心感がありとても良かったです。ありがとうございました。✨