ヒバリ6. 寿命から見る今回の関連と「日本人にあった健康」 武田邦彦氏
6回目 「健康」 2020.8.6
今日は一般的な健康についての話。 コロナの死亡統計が出てきた。
コロナでなくなる方の平均寿命を読み解く
コロナで亡くなる方の平均寿命
79才
一般的な平均寿命
84才
つまり、コロナで死亡する人の年齢は、通常お亡くなりになる平均より、5才若いということになる。
となれば「コロナにかかると早く死ぬ」というふうに見える。
しかし実際は違う。
一般的な平均寿命というのは何も病気を持っていない、健康的な人も含めての数字である。
そして、「病気持ち」と言われる方々の平均年齢はだいたい「健康な人より5才早い」と言われている。
となると、(偶然だが)コロナで亡くなった方の年齢と一緒である。
コロナで亡くなった方が元々病気持ちだったかどうかを調べた調査によると、実に96%ほどだった。
既往症のある人、基礎疾患のある人などがコロナにかかって(平均79才で)お亡くなりになった、ということだろう。
ちなみに男性の場合、結婚して妻がいる場合は平均寿命が84才、独身の場合は74才と、なんと10才差がある。(※ 女性の場合は、夫が死んでも生きても平均寿命は変わらない)
コロナがあっても、自分が普段から健康であるということが大事なのである。
もし96%という統計が正しかったら、健康であればコロナにかからないということ。
よく「高年齢の人はコロナに気をつけなければいけない」と言われるが、そうではなくて、「高年齢かつ、病気持ちの人は気をつけなければならない」となる。
しかし、これも正しくない。病気持ちの人だから元々平均寿命が79才であるから、コロナにかかって79才でお亡くなりになるなら、コロナという病気はあってないようなものかなとも思う。
普段から健康でいるために‥
良く、医者が言うこれらのこと(主にこの4つ)が果たして正しいのか?考えてみる。
データから見ていくので、医師の指導とは違うかもしれない。
データの解析結果
1.「糖尿病にならないために、ご飯を減らしましょう」↓
『脂肪は控えた方がいいが、お米は控えない方がいい』
2.「高血圧にならないために、お塩を減らしましょう」↓
『ほとんどの日本人は、お塩を多くとった方がいい』
やはり塩をきちんと取らないと、血圧が上がらない(上がりにくくなる)で、血流量が下がって、そのために脳の病気(認知症)、体の病気(がん)になりやすいという結果だった。
※ がんを抑えるのは血中のTNF(自分が作る制癌物質)である。
足の(ふくらはぎから下)に血が行きにくい。皮膚が荒れたり、できたり、指先に水虫ができる。
※ このような血が回らないため病気になりやすく、そしてそれは塩不足が原因である。
3.「コレステロールにならないように、卵や油を減らしましょう」↓
『日本人はコレステロールが低すぎる』
最近見直されてきたが、それでもまだコレステロールの基準が200というのは低すぎる。
特に、コロナ対策として、(コレステロールからビタミンD3ができるので)とった方がいいと考える。
卵を1日に、2〜3個くらいはとってもいい。
4.「皮膚がんにならないように、日光浴を避けましょう」↓
日光浴をして、皮膚にしみができるとか、がんになるということはない。
人間は緯度に応じて(紫外線量に応じて)、メラニンが蓄積され皮膚に色がつく。
『皮膚がん一定の法則』になっている。 そして‥
日光浴をしないとビタミンDができない。
健康になる食品
民族性
「その人が住んでいる場所で、長く食べられてきたもの」である。日本人だと、お米、魚、塩、野菜、塩。麦を食べるところ(アメリカなど内陸)は、パン(麦)、肉である。
内陸は海の塩がいかないため、動物から塩を摂取する必要がある。
個人差
日本人でお酒が飲める人は6割、東ヨーロッパはほぼ10割である。
日本人で、生まれつきお酒が飲めない人は40%もいるということ。しかしお酒がダメとはならない。
60%の人が飲めるので、これは個人差である。
※ 民族としていいものと、自分としていいものを合わせて見ていく。
行動について
世間に出ているのはわりかし的確なものが多い。食品に比べると、『利権団体が絡むことが、食品に比べて圧倒的に少ない』からであろう。※あるにはあるが。
お風呂は43°C以上。これは夏は到底入れないが、この温度だと免疫系をあげるので、風邪を引きにくくなったり、コロナ対策、がん対策には良い。
ただし、ぬるい方がいい時もある。気分を落ち着けるときや、(お金がないなどして)お風呂のまわりが非常に寒いときなどである。(これは2分くらい腰湯していれば温かくなるので大丈夫だが)
運動については、「1日半おかず(ひらかず)やる」ということ。
日光浴は15分といわれている。これは「ちゃんとした日光浴」なので、私の感じだと、30分以上外にいるようにするという感じである。
睡眠は、(1日の汚れを肝臓がキレイにするために行う=4時間半)に(頭を休憩させる時間=2時間半)を合わせたものである。
(※これがダブってできる人がショートスリーパーである。)
この頃『いい睡眠』などといって煽り立てる人がいて、「私、眠れてない」というふうに心配している人がいるが、ぐっすり眠れていなくても問題ない。
睡眠は「目を閉じて横になってれば」いいのである。データから見ても。
特に、心臓に病気のある人は、横になっている時間が多いほど良い。(心臓への負荷が減る。)
(※ しかし、いつも心臓の負荷が少ない状態だと、改善されなくなるので難しいところではある。
ある程度は無理して起きていなければいけない。まああとはストレスも大きいのだが‥。)
コロナにかからないためにも、病気にならないようにしていくのが安心である。