ヒバリ11. 「日本の兵士だけ」が世界で尊敬されてる理由 武田邦彦氏
11回目 「世界で尊敬される戦死した日本人」 2020.8.12
https://youtu.be/iqJ7WH4yTik
戦死した日本人を悪く言う日本人は多い。そして日本人以外の人が、戦死した日本人を尊敬している。
なぜ、世界の人は戦争で戦死した日本人のことを尊敬しているのか?
そして、なぜ日本人は、戦死した日本人や、自分の父、母、祖父、祖母など自分の祖先を悪く言う(悪く考える)のだろうか? せっかくお盆なのでこのことを真剣に考えて行きたいと思う。
この前もテレビである人が「侵略戦争だった」「日本はアジアを攻めたんだ」と、全く事実とは違うことを言われた。しかも相当学識の高い人がである。私はその時、第二次世界大戦というのは『日本がドイツと組んで連合軍に対して戦った』と言われているが、実際は違うのではないかと問いかけた。
「ドイツは白人同士の中でヨーロッパの中で領土争いをしただけで、日本の場合は(時期が同じだっただけで)有色人種(主に黄色人種)の解放のために戦ったのではないか?」
「日独伊三国同盟は戦争としては何の意味もない同盟であって、日本を批判をするための道具として作られた同盟ではないか?」
そう言ったら「その通りだ」と言うのである。 日本の戦争は終始、人種差別撤廃の戦争だった。
ロシアとの日露戦争、第一次世界大戦でドイツとの戦ったものもそうであるし、ベルサイユ平和会議でも日本は人種差別撤廃条項を主張したことでもわかる。
大東亜戦争でも、日本が戦った相手は、(白人側に寝返った中華民国以外の)ロシアであり、アメリカであり、イギリスであり、オランダで、白人である。(フランスは国がなかったので少ししか戦えなかった)
大東亜戦争では最後にアメリカに原爆を落とされて降伏をせざるを得なかったが、しかし、日本はイギリスに勝ち、(東洋の基地であるシンガポールを陥落させた)オランダが長い間統治していたインドネシアを開放した。アメリカに占領されていたフィリピンも、アメリカの陸軍をやっつけて助けた。
(人種差別撤廃を目指す)日本のやったことは、数多い戦争の中でも最も尊い戦争だったといえる。
なので今でも日本人は、(白人以外の)世界の人に尊敬されているのである。
私もずいぶん海外へ行ったが、私も「日本人」としてずいぶん尊敬された。私が尊敬された理由は、私の母・父・祖母・祖父(‥日本人)らが、正義の戦いに死んだからである。
戦いというのは全部の戦いが悪いわけではなく、「正義の戦い」というのがあるのである。
「正義の戦い」というのは、自分の母・父・祖父・祖母・兄弟・姉妹・子供などが殺されるときに、自分が先頭に立って闘う、これが正義の戦いなのである。これは家庭レベルでもある。
ある日、突然盗賊が家に入って自分の子どもを殺そうとする。すると親父が何とか子どもを助けようと(子どもが殺されないように)頑張って戦う、これは当然のことである。
戦争した1941年12月8日、アジアという地域はなかった。アメリカ、イギリス、オランダ、フランスらが(日本と同盟を組んでいたドイツですらも)一緒になって「アジア」という言葉を作った。
よく考えて見てほしい。
台湾は中国(本当は日本だったが)、フィリピンはアメリカ、インドシナ(今の、ベトナム・ラオス・カンボジア)はフランス、インドネシアはオランダ、マレーシア・シンガポール・ビルマ・インド・パキスタンはイギリスだった。つまり「アジア」はなかった。
日本人は(白人に寝返った中国人を除いて)白人としか戦ってなかったのである。日本がアジアの人と戦ったのなら「侵略」と言ってもいいがそうではない。
「イギリス軍の中にはインド兵もいた」という変なことを言う人がいる。それは徴収されたインド兵である。インド独立戦争をやっていたチャンドラバード(後のインドの指導者)が指揮していたインド軍などは日本軍と連携をしていた。
戦後、日本人を悪く言うのが流行って「おれは戦争に連れて行かれてひどい目にあった」と言うような日本兵のことを随分書いた人がいるが、それは違うと思う。日本人は全体をよく見る力がある。
後に戦死した海軍中将がルーズベルトへ送った手紙がある。
「あなたたちは他国を占領するために戦争をしている。私たち日本は、明治天皇が(日露戦争の前に)歌を歌われたように、四方の国は全部兄弟だと思うのになぜ戦争をしなければいけないのか、と思っている。日本人はそう考えている。日本はフィリピンを侵略する意図もない、インドシナやインドネシアを占領する意思もない、もちろんアメリカを占領する意思もない。日本人は日本列島の中でやっていこうとしている。それなのにあなたたちは日本に攻めてくる。」
そして「真珠湾を日本が攻撃した」といわていることがあるが、これも事実とは違う。
その当時のアメリカの政府は共産党の国際組織に牛耳られていた。(これはみんなが知っている)
ニセの情報で、日本とアメリカが戦争をするように仕向けられたのである。
日本はいずれ戦争になるともうわかっていた。(アメリカが平和交渉を全て拒否していたので。)
日本側の要求は「日本人を普通に生かしておいてください」と言うことだけだった。
当時の開戦を決定した(戦争に入る前の)御前会議での音声が残っている。
「戦争しなくても滅びる。(なぜならば全部、輸出入が禁止されるので飢死にする)そして戦争してもおそらくは負けるであろう。アメリカ・オランダ・イギリス・中国と戦うわけである。
だけれども、我々の子孫は(つまり私たちである)戦わずして滅びたのを比べると、戦って滅びた方が、もう一回、日本が立ち上がる力を持つだろう。」
おそらく1,000年後かに歴史家などがあらゆる人類の戦争を振り返って見たときに、日本の戦争が一番正しかったと思うのではないか。他の戦争は自分の国のために戦っている。日本は(もちろん自分の国のためでもあるが)アジアのために戦ったのである。大東亜共栄圏、1943年には第一回大東亜会議(有色人種の国際会議)を一番最初に開いたのは日本である。(戦争中の軍部である)
山下大将が処刑される時の遺言(日本の軍人のトップ)に書いてある。
「日本人はとかく素直で上官の言ったことにハイ、ハイと聞くけれども、それはそれが本当の日本人ではない。自分の意見をちゃんと言って、最後に、上官が決めたらそれに従うのである。
日本の婦人も、夫のいうことにハイ、ハイというとなっているけれどもそれは違う。本当は女性も自分の意見を堂々と述べて生活をしていくべきである」
今の女性指導者が「昔の(日本の)女性はひどかった」と言っているが、むしろ逆である。「自由・平等・博愛」と言われるフランスですら女性の参政権を得たのは1946年(戦後)である。
日本人が戦犯に問われて何人も絞首刑になった。「刀で切った」などである。
日本は長崎・広島ともに10万人、戦闘員でも何度もない人をまとめて虐殺されている。そして、1945年3月10日、東京大空襲の時も(女と子どもしかいないことをわかっていていて)焼夷弾で焼き殺されている。
戦時国際法に違反している(しまくっている)のは、日本以外である。日本人が悪かったなどと、どの口が言うのであろうか。
アメリカは日本を占領するつもりだった、日本はアメリカを占領するつもりはさらさらない。
それでもアメリカの言うことを信じている日本人がいる、ということは悲しい。
イギリスがかつて自分の国を卑下する教科書を作って若者が働く意欲を失った「イギリス病」と同じように、今の若者が意欲がないのは戦死した日本人を悪く言う我々の責任かもしれないと思う。