見出し画像

財務スキル BS貸借対照表理解

ブルガリアンスクワットです。
貸借対照表(BS)の見方をアウトプットしていきます。

貸借対照表(BS)とは、一時点の財政状態の指標のことです。
①期末時点で、会社に存在する財産の状態を表す。
②会社資金の調達と運用の状況を表す。
これを読めるようになると、投資や経営に生かせるのでやっていきましょう。

画像1

貸借対照表は大きく分けて3つの項目があります。
 資産:投資不動産、有価証券など→運用状況を表す
 負債(返済必要):借入、社債、手形など→調達状況を表す
 純資産(返済不要):株主からの出資など→調達状況を表す

3つの項目をさらに細かく見ていきます。
 資産
資産を運用し、企業はお金を回収します。その回収するスピードに応じて流動資産と固定資産に分かれます。
・流動資産:回収スピードが早いもの→現金・売掛・在庫・預金など
・固定資産:回収スピードが遅いもの→建物・トラック・備品など
 負債
・流動負債:返済期限が短いもの→買掛・短期借入(1年以内)など
・固定負債:返済期限が長いもの→建物・長期借入(1年以上)など
 純資産
・株主資本:資本金・利益余剰金
・その他:評価換算差額・新株予約権
評価換算差額とはなんだ?って思うと思います。
ちょっと調べてみたんですが、書いてあることが僕には何言ってるか分かんないって感じでしたので簡単にいうと↓
例えば、会社の売上が毎年100万たつ見込みがあれば、会社を100万では売らないですよね?
5年程度で売上500万あるので、会社の価値が500万はあるよということです。

大体BSの見方が分かったと思いますので、PLの時と同じようにどのBSがどこの会社のものか考えてみましょう。

画像2

みなさんご存知の「ディズニーランド」を運営しているオリエンタルランドのBSはどれでしょう?

その前に、オリエンタルランドをイメージしてみましょう。
・ディズニーランドって土地建物が多いよな
・土地建物が多い=固定資産が多い
・ずっと黒字でもう買ってるよな
・信用格付けがAAだったから財務状況はいいはず

ということで、各項目を比較していきます。

・固定資産:土地建物が多いので、極端に少ない③は違います。
・流動資産・流動負債:黒字で信用格付けAAだから財務状況はいいはずですが、これだけでは判断がし辛いと思います。
そこで、流動比率(会社の短期的な財務の安全性の指標)を出してみましょう。
流動比率=流動資産/流動負債×100%
数字が大きい方が安全性が高いと評価されます。
※通常指標では、200%がのぞましいと言われているが、日本では信用情報が発達しているので150%程度でもいい。(売掛金のみ回収リスクが少ない)
ということで、借りに流動資産100万と流動負債50万で計算してみると、①が200%②が50%なので、オリエンタルランドのBSは①ということになります。

では、他の2つはどこのBSか気になると思います。
②東日本鉄道:線路を引くための土地・車両がとても膨らんでいる。
③ミクシィ:IT企業は設備や建物はほとんど必要ないため、固定資産はかなり小さくなる傾向。

これで、BSが読めるようになったと思います。
企業の経営状況が分かれば投資の際の指標になり、自分の会社の経営状況もより分かるようになるので、PL・BSを活用していきましょう。

いいなと思ったら応援しよう!