既存の事業はもうやるな!勝ち残るための事業の作り方
ブルガリアンスクワットです。
今の競合の多い時代、あなたの事業はユニークさがありますか?もしくは、今から事業を始めようと思っているあなたもその事業にユニークさがありますか?ユニークさがあれば付加価値をつけることができ、売り上げも上がります。ユニークさがある事業の作り方を一緒に学んでいきたいと思います。
■ この記事に書いてあること
❶ 新規事業アイデアの正しい作り方
❷ 「潰れない事業」の作り方や事業変化の対応法を紹介
❸ 既存事業の差別化の方法
■ この記事を読むと...
❶ 新規事業が正しく作れる
❷ 新規、既存事業のマーケティングができるようになる
❸ フレームワークで分析ができるようになる
■ この記事を書いた人
ブルガリアンスクワット:只今、UR-U(ユアユニ)にて僕の人生の失われた20年を取り戻すべく、絶賛インプット、アウトプットをしています。
結構良い歳なのですが、ようやく自分の現状、立ち位置に気づき、このままではこの先不安すぎると思いMUP(現UR-U)に入学しました。
この記事は、UR-U講師竹花貴騎さんの講義のアウトプットです。
新規事業アイデアの正しい作り方
あなたが新規事業を立ち上げようとするとき、2種類の方法がありますがどちらでしたいでしょう?
①解決型:社会の「不」から事業を考える
②趣味型:やりたいことや得意なことから事業を考える
方法があります。(後ほど詳しく解説します。)副業で起業する場合は、本業で解決型をやって副業では解決型でもいいと思いますが、どうせならあなたのやりたいことで稼ぎたくないですか?なので、やりたいことで稼ぐ方法をオススメします。
✔︎新規事業アイデアの正しい作り方
・解決型
・趣味型
|解決型
上でも書きましたが、解決型は社会の「不」から事業を考えていきます。世の中のビジネスは「不」を解決することが中心です。では、世の中の「不」とは?不安・不満・不快感・不信・不平等・不経済・不効率など、まだまだたくさんあると思いますが、これらを解決していくことです。
まず、あなたが思う「不」を生活の中と仕事の場面で書き出してみましょう。例えば、ライフでの「不」は生活が不安定とか将来が不安など…。
ワークでの「不」は通勤電車に不満があるとか上司との付き合いが嫌とか…。書き出せば山のように出てくると思います。
この出てきた「不」を何人かのグループを作って共感してくれた人の人数と共感してくれた人の特徴(例えば、主婦、子持ちママ、個人事業主、サラリーマンなどもう少し細かくても良い)を書いてその一番多かった「不」を解決するのがビジネスチャンスになります。
これで、課題が見えたので、どうやってその「不」を解決していくか考えていきます。その時使うのが、ダブルダイヤモンドシンキングです。課題の解決策を考えていくとき何をどうやっていくか一緒に考えるからアイデアが思いつかないのとなんとなくの机上の空論になってしまいます。なので、「何を」と「どうやって」を別に考えて課題を広げて、縮めてと一つずつアイデアを考えていくことが重要です。
|趣味型
趣味型は、やりたいことや得意なことからビジネスを考えていく方法です。「アインシュタインになるな」という言葉がありますが、どういう意味かというと、新しいアイデアを探そうとするなということです。今の時代、情報に溢れていて、新しいものを探すほうが困難です。色んなものがオープンソース化(ソフトのプログラミングが誰でも使えるよに公開されていることを言う)されているので、多くの情報に触れることが大事です。なので、クロスクリエイティビティと言って、情報と情報の掛け合わせをすることで新しいものを作るという考え方の方が効率も良く事業展開も早くなります。
例えば、クロスクリエイティビティで一番成功しているのが蔦屋で、スタバとコラボしています。蔦屋は本なんて誰も買わなくなってきているのを分かっていて、その本はインテリアやお店の雰囲気の一部として扱っています。でも、本が売れないのに置いておいて赤字にならないのか?と思いますよね。でも、それが大丈夫で、本屋は本をもらって置いているだけで、本を仕入れているわけではないのです。なので本が売れなくても全然問題なし。ということは、置く場所を貸している=不動産ということになるので、本✖️カフェではなくて、不動産✖️カフェというビジネスモデルになります。
「潰れない事業」の作り方や事業変化の対応法
クロスクリエイティビティ
✔︎「潰れない事業」の作り方や事業変化の対応法
・クロスクリエイティビティ
・ロジカルスキル
・要素分解スキル
|クロスクリエイティビティ
クロスクリエイティビティで掛け合わせると言っても、なんでも適当に掛け合わせればいいというわけではありません。この考え方のフレームワークを使って考えてみましょう。
趣味型の起業の場合(プライベートジム)
まずは、「できること(Can)」「したいことを(Want)」で起業したいことを書き、誰が(Who)→なぜ(Why)興味があるのかを書き出す。そして、その人が他に興味がありそうなモノを書きます。
書き出し終わったら、wantとWhat alsoを掛け合わせて考えていくのですが、その時にスポーツジムに重きを置くのではなく、「What alsoに重きを置いて考えていく=お客様目線で考えていく」ことが重要です。
例えば、お金があって痩せたい人=先生・管理・ルール・決まり・カスタマイズ・1to1これの成功例はライザップで、想像すると見事にこのフレームワークにハマってます。
この図のように、例えばパーソナルトレーニングで言うと、健康的な食事がメインで、パーソナルトレーニングが付いてくるようなイメージで事業を考えてあげればよいのです。
|ロジカルスキル
物事を整理し数値的な視点を持って分析することです。
例えば、友達同士でここにプライベートジムをつき10000円で通い放題にして家賃30万円で作ったら儲かるんじゃない?みたいな話はよくあると思いますが、これをやってしまうからうまくいかないのです。これを元に分析してみましょう。
この表を見ていただければ分かるように、毎月31万円の赤字になりますので、この事業は成り立ちません。
|要素分解スキル
このような分析をしていくときに要素分解スキルも重要になります。
飲食店で言ったら、下の表のような要素分解ができると思います。ここにお客さんが何人来て客単価いくらでと入力していって、どのくらい儲かるのかの予想を立てていけば無謀な起業をしなくて済みます。
このスキルは答えの正解・不正解ではなくて、考え方の正解・不正解をみる思考力でフェルミ推定と言います。
既存事業の差別化の方法
3C分析
SWOT分析
6P分析
✔︎既存事業の差別化の方法
・3C分析
・ペルソナ設定
・SWOT分析
・6P分析
|3C分析
既存事業の差別化を考えるときに使うフレームワークが3C分析です。Customer(顧客) Company(自社) Competitor(競合)の頭文字をとって3Cで、顧客は自社と競合を比較し、自社と競合で差別化できる自社の強みが必要になりますので、一つずつ考えていきましょう。
・Customer(顧客)
ペルソナ(架空人物)を作ります。このお店に来る人はどのくらいの所得で、性別、用途、年齢、人数を細かく設定していきます。
|SWOT分析
・Company(自社)
3Cで自社の強みを分析するときに使うのが、SWOT分析です。
例:カフェ
Strength(強み)有名店より価格が安い、アルコールが出せる、フードメニューが充実など
Weakness(弱み)ブランド力がない、大手ではないので仕入れ原価が高いなど
Opportunity(機会)夜はバーとしても営業できる、フードデリバリーもできるなど
Threat(脅威)有名店でもアルコールを出す店が増えてきていることで集客が減る可能性があるなど
|6P分析
・Competitor(競合)
競合を分析するときに使うのが6P分析で、これも一つ一つ考えていきます。
Profile 資本力・会社規模・従業員数・代表者・設立年月日
People お客様はどういう人か、ターゲットペルソナは?
Price 価格帯、プランなどはどういったシステムなのか
Place リッチや広告のチャネルなどを見る。HPなどはあるのか等
Product メニュー内容、実際のWebサイト、サービスを利用してみる
Promotion どの媒体にどういう広告を出しているか
このように、フレームワークを使って丁寧に一つずつ分析していくことが重要で、ほとんどの人が何もかもを一緒に考えようとして方法が浮かびません。なので、3C・SWOT・6P分析を使って効率よく、分かりやすく考えていきましょう。
まとめ
起業する際のアイデア出しの手順が理解していただけたと思います。アイデア出しをフレームワークでやっていくことで論理的に効率よく作業することができるようになります。
・「不」を解決していく解決型かやりたいことをする趣味型かを選択する。
・クロスクリエイティビティで情報と情報の掛け合わせを行い、フレームワークを用いて、その事業に「誰が、なぜ興味があるのか、他に興味があるモノ」を導き出す。そして、お客様目線で他に興味があるものをメインの事業にして、本当にしたい事業をサブとして考えていく。
・ロジカルスキルを使い、感覚ではなく数値的な視点で物事を要素分解する。
・要素分解の結果を3C分析で顧客、自社、競合の分析をし、さらに細かくペルソナを作ったり、SWOT分析、6P分析する。
あなたも起業する際は、この4項目を事業計画書を書く前にまとめて準備をして、事業計画書に落とし込んでいく作業をするとスムーズに進めることができますので使ってみてください。