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第6回 「草木や石ころも成仏する」、そんなバカな~!!
インドで誕生し、中国・朝鮮を経由して日本に伝わった仏教は、日本で独自の教理展開を見せます。
その中で、最も日本的な仏教教理が、「山川草木 悉皆成仏(さんせんそうもく しっかいじょうぶつ)」です。「山川草木 悉有仏性(さんせんそうもく しつうぶっしょう)」と言う場合もあります。
「山や川や草木等、自然界に存在するすべての物が、悉く(ことごとく)成仏する」という意味ですが、インドの仏教には、この教えはありません。
インド仏教の「一切衆生 悉有仏性(いっさいしゅじょう しつうぶっしょう)」が、中国を経由して日本に伝わる過程で、「草木国土 悉皆成仏」、さらに「山川草木 悉皆成仏」と拡張解釈されてきたようです。
「一切衆生 悉有仏性」は、「すべての人間は、仏陀になれる素質を持っている。」という意味なのですが、どこでどう間違ったのか、「草木や石ころにも、その素質がある」と解釈するようになったのです。
しかも、日本仏教のいくつかの宗派の、祖師といわれるような高僧達が、それを提唱しているのです。
祖師が提唱している教えですから、その宗派の僧侶はみんな、
「草木も石ころも成仏する」と固く信じているのでしょう。
最近では、環境問題と関係づけて、「山川草木 悉皆成仏」は素晴らしい教え、だとして注目されているようです。
しかし、これを、釈尊が説いた「正しい教え」だと、是認して良いのでしょうか?
私は、「悟り」の正体・真実を明らかにしないまま、倫理・道徳的な観点から拡大解釈したために、「草木や石ころも成仏する」という、摩訶不思議な教理が出来上がったのではないかと思っています。
それにしても、この問題に関して、仏教界から、「王様は、ハダカだ!」という声が上がってこないのも不思議です。
チコちゃんに叱られる、かな?