艦隊これくしょん 鎮守府新春ライブ2020 昼戦レポ(3) Toshl提督再び
今年もステージに戻ってきてくださったToshl提督。自ら「2年生になりました!」と叫んでくれる。
今回も圧巻のパフォーマンスで、大いに会場を沸かせた。
残念ながらPAの設定に問題があって音割れしてしまっていたが、それでもToshlさんの生歌の圧倒的なパワーにしびれた。
昨年は佐世保と呉のイベントで新春Jazzのステージが放映され、参加できなかった多くの提督たちにその美声が届けられたわけだが、あの時武道館にいた者として「Toshl提督の歌声はこんなものではない」という思いを感じていた。Toshlさんの声に含まれる圧倒的な圧力、振動といったものが、録音・再生を経て抜け落ちてしまっているのだ。これはもう現在の科学技術的な話なので、もうどうしようもない。Toshlさんの声の真髄を味わうには、現地で生歌を浴びるしかないのである。
そして今回のステージ。高音でもブレないピッチ、減衰しない声の通りと力強さ。鼓膜だけでなく体全体を震えさせる。
その声のパワーに対して、パシフィコはあまりに狭く感じた。武道館ですら建物全体が震えてたのに、パシフィコは壁も天井も圧で押し付けられ、パンパンに膨らんだ風船みたいになったように感じた。今にも吹き飛んで、爆発してしまいそうだった。
これに加えてのデスボイス。海の底から這いあがってくるような強烈なグロウル、そこからの力強い歌声。気持ちが高ぶらないわけがない。
基本的にオタはお行儀がいい方なので、こうして椅子をたくさん並べられていると、許可されるか慣例になってない限り、基本的に立たない。自分だけ立ってしまうと後ろの人が見えなくなるし、結果として全員立つことで後ろの人が全く見えなくなってしまう可能性がある。これは初音ミクの「超歌舞伎」でもけものフレンズのライブでも同じで、演者に「立て立て!」と煽られないと、どれだけうずうずしてても立たない。
なのでこうした許可が出ていなかった昼戦では、みんなペンライトの振りと全力絶叫で全てを表現してたわけだけど、夜戦ではToshlさん自ら煽って立たせていただけたようで…うーむうらやましい。スタンディングで全力コールしたかった…。
それでも昼戦が盛り上がらなかったわけではなく、全力で叫び、ペンライトを振った。
そんなToshlさんからの感想が公式ブログにあって。
https://ameblo.jp/toshl-official/entry-12564381628.html
あれだけ力強く美しい歌声を響かせていただければ気持ちが伝わらないわけがないし、その気持ちが熱意あるものであればあるほど、そこに感謝の気持ちを込めて返したいと思うのが艦これ提督。その気持ちがToshlさんにもしっかりと伝わっていて、さらに熱く燃え上がらせていただけたのが本当にうれしい。
これだけ熱いライブもなかなかないらしく、Toshlove(Toshlファン)の皆さんの感想でも、ステージと観客の熱さに言及されているものが多かった。いずれも観客である艦これ提督たちがそれだけ盛り上がったことを喜んでいただけているものだったが、それもToshl提督の素晴らしいパフォーマンスがあってのこと。我々は単に、盛り上がっただけです。
その一方で、「マスカレイド」を歌い、挨拶をした後。ライトが落ちるステージをてくてくと歩いて水を口にし戻ってくるまでの間、あの微妙な間にちょっと恥ずかしそうにステージ真ん中に戻ってくるToshlさんのあのお茶目さ。このギャップもたまらない。
こういう方だからこそ、ステージで全力で狂ったように燃え盛りながら、艦これのコンセプトを理解し、提督たちを観客として盛り上げてくれるんだろうな、と思える。
今年も素晴らしい歌声と力強さで魅了してくださったToshl提督。新年のスタートにふさわしい、熱く燃え上がるステージだった。
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