波乱のないCPIと雇用統計の意味することは
昨晩、米国のCPIが発表されました
前年同月比の伸びは2022年6月分から7ヶ月連続で低下しました
一時は9%を超える伸び率でしたが、6.5%まで低下しました
先週末に雇用統計が発表されてます
CPIと雇用統計の両指数とも事前の市場予想とほぼ一致と言ってよい内容でした
昨年までは、事前の市場予想を悪いほうにサプライズして株式はズブズブ沈みました
おそらく両指数の予想が一致したのはかなり久しぶりのはずです
このことが意味するのは、インフレや雇用の状況が予想範囲内になってきたということです。おそらく今後はサプライズ要因にはなりにくいと考えます
一方で何故、予想が一致したのか?が大切になります。
答えは簡単で、誰の目にも見ても景気は悪くなっており下方向の要因が多くなっているからです
今までの予想は上と下の予想の綱引きでした。今は下の予想しかないので外しにくくなってます
今後は、インフレでなく業績をみる、株式のバリュエーションをみる、相場になるはずです