
No More
(ジョンとマイケルセンターで椅子に座って車内の感じを出す)
僕はやわらかな皮のシートに包まれてる
マイケルはマーケティングリサーチで稼いだ金で買った
ドイツ生まれの12本の燃料噴射式シリンダーをぶっ放して ハウストン通りを横切る
ぴっかぴかのBMWはくっそ最高 ステレオも なめらかな手触りも
マ)シートは?
シートは? あったかい
マ)調節もできるんだぜ
これはあなたのお尻の温度を調節できる車です
マイケルは僕をダイナー(ジョナサンのバイト先)で拾って
これから彼の新しいアパートを二人で見に行くんだ
ソーホーの黒 黒 黒 (順に上手下手センターを見る)ばっかり着た住民達の前をびゅーんと通り過ぎて
イーストヴィレッジには ピンクや紫のモヒカン頭をした餓鬼どもがいる
破れたエイズ撲滅Tシャツを着ている それも通り過ぎ
勝手に車の窓を拭く物乞いたち ほどこしを求めるたくさんの手
安酒場の哲学者達を通り過ぎる
どうしたって彼らを置き去りにできるっていうんだ
あっという間に車は 大理石の噴水を囲んだロータリーに滑り込む
(車のブレーキ音♪)
スモークガラスの回転ドアを通って建物に入りながら
マイケルは駐車場係に鍵を投げる(鍵を投げるふりをする、マイケルは実際に投げる)
ステレンスのキッチン フローリングの床
窓からは(ここで上にあがる)59番街の橋が見える まだ改装中だ
まだ 改装中なんだ
でもまじで
マ)ジョン ようこそビクトリータワーへ
マ)No More 呼び鈴がないせいで
友達に6階から 鍵を投げる必要ない(上にいるジョンにマイケルが鍵投げる)
No More 雪の中大量の洗濯物の抱え コインランドリーに行く必要ない
No More 配線ミスも
No More 薄い壁
No More 小さなキッチン 汚れた皿が積み上がってるその上で歯磨きすることもない(二人とも手でリズム取る感じ)
マ)hello 僕のウォーキングクローゼット いくらでも入る
hello 最高級のテーブル 毎日が 毎日が
ジ)hello(階段一番上から手を振りながら)
マ)毎日が最高
マ)No More 出かけるときに寝てる仲間よけてどかし乗り越える必要もない(ジョン寝ている横をマイケルが階段あがる)
No More ギターから有害なガス やばいんじゃない?!
ジ)これ寝ている間に爆発するかも(二人とも上で驚くポーズ)
マ)No More
雨漏りもない
マ)No More
床に穴
マ)No More
キッチンで朝食食べてるすぐ横でいつものシャワー使い
ジ&マ)水浸しにされたんだ俺のコーンフレーク(二人で足組みながら顔近づけて後ろに倒れ込む)
ジ&マ)hello 輝くようなフローリング まるで貴婦人の太もも(太ももなぞる)
hello ありがたきディッシュウォッシャー
マ)毎日が
毎日が
マ)毎日が
毎日が最高 マ)毎日が最高
No More ねずみ(階段の一番上で驚く動き、そのまま階段を下りる)
マ)No More ノイローゼ
ジ&マ)No More 快適な暮らしをめざして(階段の途中で二人で揺れる)
マ)立ち上がれ(二人で階段上がっていく)
立ち上がれ
マ)遠くまで
遠くまで
ジ&マ)To a deluxe apartment In the sky! (二人とも上で手を挙げてくるくる回る)
(二人で階段から降りてテーブルで足回したり、下手寄りセンターで二人で踊る、降りる時はペンギンみたいなポーズで降りていく)
ジ&マ)Hello to dear Mister Doorman テレビドラマみたい (二人とももう一回階段上がって降りながら)
Hello dear fellow, and how do you do?
マ)毎日が
毎日が(くるくる回りながら下手へ)
マ)幸せで
幸せで
ジ&マ)毎日が最高