プロセカイベスト忘備録 その1


プロセカにズブズブハマってはや1年、ストーリーの感想書きてぇ〜〜〜と思いながらも怠惰にノーツを叩く日々に嫌気が差したので書きます。書くことで彼女らをもっと知れる気がするので。

本記事は「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」のイベントストーリーに係る内容を含みます。未読の方はご注意ください。

『揺れるまま、でも君は前へ』

【あらすじ】
合唱祭の取りまとめ役に抜擢された穂波がクラスメイト達と一緒に合唱曲を決める物語。せっかくだから難しい曲を歌って優勝したい積極派と、勉強やバイトがしたいから合唱曲は簡単にしたい消極派で意見が真っ二つに割れ、その結論は取りまとめ役の穂波に委ねられる。果たして、穂波の出した"結論"とは…

不器用で、美しいっすよね。
そう感じたのは、穂波の出した結論が"結論"でなくて"手段"だったからかもしれません。

意見が割れました。多数決をしました。同票だったから穂波に結論を任せました。
でも彼女が出した結論は違いました。『イヤイヤ違うよね?まだ私たち全然話し合ってないよね??だからもっと話し合ってもっといい落とし所を見つけましょうよ??』と。

も〜〜〜うめっちゃ良いのんすよねそれが。今までLeo/needのみんなとの対話を避けてきた穂波の出した解答が"対話"なんですよ。"話せば分かってくれる"と知ってるんですよ。

どちらかの意見を取るとどちらかに嫌われる。それは怖い。とっても怖い。でも問題はそんなところじゃない。"自ら結論を出さなきゃいけない"という状況で私にしか出せない回答があると、みんなに、メイコに背中を押されながら物語の中で気づくワケです。
他者との関わりの中で、"優しさ"という穂波のアイデンティティのひとつを形作っていくワケですね。なんじゃそら?成長か???

ハタから見たら何が変わったの?ってくらいの小さな変化かもしれないけれど、少しずつでも強くしなやかに成長する彼女の成長を描いてくれてるんですね。だから不器用で美しい。だから「揺れるまま、でも君は前に(タイトル回収)」。つまり「静かにしてください(マジトーン)」サイコー。

あと穂波のために先輩らしく振る舞おうとするレオニミクてゃんがガチでかわいい。それをガチ先輩のルカやメイコにイジられてるのもほ〜んとほんとほんとほ〜んとメッッッッ!好きになっちゃった。

というか普通に穂波に結論を丸投げするクラスメイトにもムカついたりするんだけどそれはそれで高校生っぽくてよかったりする。青春は有限なので、簡単に人の気持ちも蔑ろにできちゃうもんだよね。悲しいけど、わかるよ。



『Color of Myself』

【あらすじ】
いよいよ配信にて活動を始めるMORE MORE JUMP!。今後の方針を『生放送』に定め、いざ配信配信スタート!…とそんなときに雫の悩みが表面化する。それは、雫がこれまでに作り上げてきたアイドル像の"イメージ"に関わるものだった…

モォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(号泣)

言うことないのよ特にホントに。ここに感想付け加えるってもう蛇足というか邪道というか5・7・5の川柳に余計に6・7・2とか付け加えるようなもんなのよ。『五月雨を 集めて早し 最上川』『でもやっぱり 海が好きだな 夏』とか言わんでしょ?なんかキモチワルイでしょ??冗長的でしょ???

まぁ感想書くんですけど。

雫の悩みは千差万別あれど、誰もが持つ共通の悩みのように思います。
『(自分って何者なんだろ?)』って思うときありません?普通に暮らしていて普通に笑ってるのに、なんか最近本当の自分じゃないみたいな。中二入っちゃうときみたいな。アレですよアレ。
要は"ペルソナ"の話なんですよね。

雫はその"ペルソナ"のギャップが大きかった。Cheerful*Daysの日野森雫はダンスも歌も完璧で、どこかミステリアスな雰囲気を持つ美少女だった。それは、柔和でおっとりしていてどこか目が離せないような天然さがある今の雫とはかけ離れた輝きであり、それは愛莉の言う"強火な子"←かなり好きなワードセンス には到底受け入れられないものだったのかもしれません。

そのため雫は悩んでしまいます。ファンのみんなをガッカリさせたくない。でも、"完璧な私"を演じ続けることは難しい。そうして悩んだ末に、MORE MORE JUMP!として新しい私を魅せてゆくことにしたのですが…

(…すみません、ちょっと涙吹きますね)

雫の悩みはもはや"呪い"のようなものなんです。事務所の方針で仮面を被らされ、踊らされ、日野森雫という"アイドル像"を作りあげられた。もちろんそれはアイドルとして正しいと思います。アイドルは偶像だから。偶像を崇拝することで人(ファン)は救われるから。でもじゃあ日野森雫という"個人の尊厳"はどうなの?って話なのよ。重いけど。(この辺はまふゆのテーマに似てるかも)

でも彼女はそれを否定しないんです。今まで自分の為に動いてくれた人がいるから。動画を編集してくれた人がいるから。フォローしてくれた仲間がいたから。そんな思いから"完璧な私"を演じ続けようとしてしまう。"完璧な私"を求めて、応援してくれる人がいることを知っているから。求められた色で輝こうとしてしまう。なんて健気で…心優しい子なんでしょうね…(涙)

結果としてありのままの自分を見せていくことにした雫。"完璧な私じゃないけれど、今の私で精一杯希望を届ける"という想いには、アイドルでいた頃の自分とのギャップと、今の自分の真っ直ぐな想いが重なっていて胸打たれました。普通に泣いちゃったね。愛莉の"完璧な雫に近づいてく"ってところも雫の過程を写しているようで良かったです。結果、アイドルという仮面を被った偶像ではなく、日野森雫というただひとりの人間が見たいだけだったのかもしれません。ファンも、私も。

個人的に胸熱だったのは花里の言葉。遥も愛莉も箔を押していたけど、この子の言葉には本当に人の背中を押す不思議な魅力がありますね。
多分"自分の気持ちのことしか言ってないから"かなと思います。人からどう見られるとか、どう思われてるかとか関係ない。わたしは、わたしが思ったことを、思った瞬間に届ける。それは誰にでも簡単にできることではなく、これまで大勢のファンに向き合ってきた遥、愛莉、雫には難しいなんじゃないかなと思います。賞賛も罵声も全てを跳ね返すほどの力がみのりの言葉にはある。みのりはきっとすごいアイドルになるよ。byプロセカおじ

みのりに「誰?」って言った奴、お前のそのツラは覚えたからな。覚えとけよ。

完全に推すしかない存在たち


何千回 私が 光を浴びたとしても
嘘を重ねた色じゃ 輝けないから
Color of Drops / MORE MORE JUMP!

40mPには一生付いていくことに決めました(迷惑)

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