プロセカイベスト忘備録 その2 〜届け!HOPEFUL STAGE〜
届け!HOPEFUL STAGEを読みました。
みのりがアイドルとして一歩踏み出す姿がわかりやすく丁寧に描かれていてよかったです。ファンとの交流を通して描かれた最後のMCでは涙を我慢することができませんでした。モモジャンのイベストはどうしても泣いてしまうね。みのり〜!よかったよみのり〜〜〜!!ありがとうみ"の"り"〜"〜"〜"〜"〜"!"!"!"!"!"!"!"(みのりアンチコメの中に燦然と輝く絶叫)(赤太大文字)(プレミアム会員なのでコメが流れない)
印象的だったのはやはり初めてのファンとの交流シーンでしょうか。
"みのりちゃんのようになりたい、でも私は何もできない"という心境を吐露するファンの子に「そんなことない」「きっとできる」と動いたのがほんとうに素晴らしかった。自身の不安や悩みを差し置いて、"目の前の人の現状を憂い、共に明日を願う"ことができる娘がMORE MORE JUMP!にいるという事実。花里みのりこそが我々の希望。光。未来。
「明日を頑張る希望を届ける」という理想を体現していて震えましたね。これがまたアイドル営業メッセージではなく、みのりの本心であることに変わらないのがまた良かった。花里みのりというひとりの人間が"一般人"から"アイドル"となる、大きな転換点とも言えるシーンでしょう。
このシーン、"おれが次の試合でホームラン打つから、君も頑張って手術受けるんだよ"ってるヤツに似てるよね。そんで特大ホームラン放つやんね。とか思って読んでました。みのりはすごいプロ野球選手になるよ…
閑話休題
みのりと遥・愛莉・雫の違いってなんだろうな〜って考えたとき、やっぱり"まずファンを第一に考えるか"なのかなと思いました。
遥から「ファンを不安にさせちゃダメ」と釘を刺されてしまったように、まず考えるべきはファン。次に仲間。その証左として、みのりがななみんの振りコピに失敗しても「みのりは本番に強いから」とか「ちゃんとレッスンするから安心してね」といった、ファンを否定しないフォローが入る。流石このへんはプロだなぁと感心するのと同時に、どうしてもちょっぴり切ない気持ちになる。
それは"アイドル"と"一般人"の狭間にいるみのりという女の子に、プロとしてのアイドルの"偶像性"を求めたくないという感情からくるものだと気づいたからです。元々アイドルとしてやってきた遥・愛莉・雫が当たり前に放つこのメッセージは本心でもあり、アイドル活動の"営業"のひとつでもある。その"営業"は、ストーリー的に花里みのりの"本心"が際立つような対比になっていつつも、「花里みのりに今後求められているのはこれだよ」という"かくあるべきアイドル像"をされているようで苦しくなっちゃったんですね。花里みのりという女の子は素でこんなに輝いているので(めんどくさいオタクの感情)。
そんなこと考えると自然に出てくるのが桐谷遥さんなんですよ。彼女は花里みのりという救世主(メシア)に救われた恩人でもあり、花里みのりという新人アイドルを導く先輩アイドルでもある。そうして、彼女自身の言葉が誰かの希望になることも、呪いになることも知っている。
物語中ではみのりのことを心配しつつ、"どんな声をかけるべきか""どう支えてあげるべきか"、彼女の言葉や表情などから、そんなもどかしさが伝わってきて苦しかったです。
それ故に最後、ステージ上での遥の言葉にはやられちゃいました。斜め後ろからみのりの笑顔をみてる感じでしょうか。そんなみのりを見つめる遥の表情も脳内再生余裕。聖母のような微笑みでしょ?そして配信の向こうのファンが「俺に目線くれた」と勘違いするんだよ。ありがとうありがとう…
てかこのストーリーで解放されるのが「息切らし全力天使のクローバー」ってのが最高すぎる。なんてこった。多くは語るまい。セカライ1stのモモジャンコーナーみるか…
それにしてもコメントの内容が生々しすぎて読んでてとても辛いです。モモジャンは正々堂々王道覇道を行くアイドルなのでアンチコメも1mmもミュートせず拾うけども。甘えてるんじゃないですか?みなさん?見えてないと思ってます?3階席の隅から隅まで全部見えてるよ〜〜???
てか好きなアイドルがいるグループのメンバーを貶す普通!?どうなの?令和のアイドル文化はこんなもんなの?と若干おこです。遥も愛莉も雫もみのりのこと大切に思ってんのわかってんだろうよ。大切な人の大切な人、大切にしようよおまんら。それが愛なんじゃねえ〜のかい??それが推すってことなんじゃない〜かい?
令和のファッションアイドルオタクに馴染めずにいる平成アイドルオタクです。
2周年イベでワンマンしてるバナーをみて急いで読んでみましたが、やっぱりよかったです。はやく追いつきたい。アイドルとして一歩踏み出した彼女が、これからどんな進化を遂げるのかとても楽しみです。
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