研の刻
けんのこく、と読みます。
めっちゃどうでもいい話です。
昔、大学生の頃リリーフランキーが好きだった。
確か、ココリコミラクルタイプがきっかけだったかな?
枯れたおじさんみたい(失礼)な見た目なのに、なぜかエロスを感じる雰囲気が好きだった。
そんなリリーさんの書いたエッセイに、「研の刻」という話があった。
「女の人には、こっそりとお手入れに費やす時間がある」みたいな内容だったと思う。
その話には自筆のイラストが添えてあって、
「どんな美人でも、夜に一人で脇毛を処理するときは(自分の脇を覗き込むから)鼻の下が伸びて寄り目になって研ナオコになる。これを研の刻という。」
という一節があった。
衝撃。
何で知ってるの?
男なのに。
たしかに鼻の下伸びるし、寄り目になるんだよ!
大学生だった私にも、確かに研の刻はあった。
今はもうないけど。だって社会人になって金で解決(皮膚科で永久脱毛)しちゃったからね。
それでも、研の刻、という言葉だけは忘れない。
研の刻。
すばらしいネーミングセンス。
女の人の裏側まで見透かしてて、そこまでひっくるめて愛でてくれそうな大人の余裕。
若かりし頃の私は、会えもしないリリーさんに一目惚れ?してしまいました。
私、もうあの時のリリーさんの年齢超えてるのかな?
リリーさん、いったい今何歳なんだろう??
ま、ググればわかるんだけどね。
思い出として、そっとしておきましょう。
あー懐かしい。