道具(イラレ)が使えることとデザインできることは全く別のハナシ
まずはこちらの画像をご覧ください。
A4 三つ折りパンフレットに挟み込むビラを作りたい。
しゃちょーが忙しそうだから、とりあえず作るか…と私がまとめたものです。
「全然ダメ」
手直しするより作り直したほうが早いと、しゃちょーがささっと作ってくれたものが。
キャリアの違いを思い知らされる結果ですね……。
ちなみに福祉系専門職である私は、当然ながらノンデザイナーの広報担当ポジション。イラレは「操作方法がわかる」状態ですが、デザインセンスはさっぱり……ついでに絵心もゼロ(笑)
その違いはキャリアというか表現の引き出しをどれだけ持っているか?の違いですよね。
フォントの選択、サイズの選択、写真の選択、写真のサイズ、色のチョイス、アイコンのチョイス。アクセントの入れ方。もちろん、文字や写真などのオブジェクトが見えない線に沿って揃っているか?
気にしないといけないポイントはわかっているのですが。
わかっている、のと、できるは別の話(悲しい)。
や、正確には、やろうとしているけれどうまくいない。しっくりこない。なんですけどね(言い訳)。
世の中、Illustratorの使い方を教えてくれるところはたくさんあります。本も、ネット情報も通信教育も学校もいろいろ。
操作方法を覚えることができたら、じゃあ実践できるか?というとそんなわけもなく、私みたいな状態になるのです。
ビルドの作業練習でいうと
イラストレーターの操作練習カリキュラムが3種類あります。
しばしば陥る罠が「イラレテキスト終わった!もうイラレ使える!グラフィックデザイナーとして働ける!」という気持ち。
よし、じゃあこの原稿使っていい感じになんか作って。と言われたら…まっしろです。
そう。道具の使い方がわかっただけでは、まだ何もできないのです。
エンピツで字が書けるのと、上手に字を書くのは違うことだと思いますが
イラレとデザインの関係もそんな感じ。
ビルドの基本カリキュラムをこなすとイラストレーターの基本的な使い方を覚えることができますが、それは道具を使いこなせるだけのこと。
とりあえずエンピツで字を書くことはできるけれど、きれいに書くための練習が必要です。
ビルドでは、イラストレーターの基本操作を覚えた次のステップとしては実際の広告の模写をします。お手本の字を見ながら練習することに似ていますね(ちょっと違う。あれは筋肉の練習だからというセルフツッコミ)。
実際のチラシ=プロが作ったチラシの模写を通して、バランス感覚や表現の引き出しを増やしていきます。その時に使う実際のチラシも、指導員がその方の到達度と次のステップを見据えてチョイスしているんですよ。
実践的なスキルを学びたければビルドへどうぞ♪