デザインは簡単だ(!?)のハナシ
就労継続支援ビルド、デザインとイラストに特化した就労継続支援B型事業所なので、土曜日は【デザインセミナー】を開催しています。
今回のテーマは”デザインは簡単だ”
デザインは、誰もが目にしているもの
生きている中で目に入る人工物は、必ず『誰かがデザインしたもの』なので、デザイナーではない一般の人たちも、常に何かしらのデザインを目にしている。
その中で、使いやすいとか読みやすいとかいったことを自然に選び取っているので、デザインの良し悪しを直感的に判断することは誰にでもできること。
じゃあ、デザイナーは何をする人か?というと
デザインの良し悪しに理由をつけられる人。
その理由って何?というところを実例を見ながら説明してくれました。
↓一例↓
①安定感・調和・規則性
②対比
③情報を伝える順番・ゾーニング
④黄金比と白銀比
⑤フォントの選択
について、A案B案のうち、どっちがダメデザインだー?というクイズ形式だったのですが、ここで問題発生。
代表、「下手なデザインを作れない」ことが判明。
A案、B案…どっちも悪くないぞ…?
という事態が多発して、笑いの絶えないセミナーでした。
最後に、「写真が背景のときに文字を置いてみて、見やすくできるときとうまくいかないときがあるんですけど。それはヴィジュアルの選択の問題なのか?何から順番に考えていけばいいですか?」という質問というか相談が。
お仕事のときは多くの場合でヴィジュアルが指定されていることが多く、ヴィジュアルありきでモノを組み立てることが多いよね。でも、与えられたヴィジュアルについても、そのまま使うだけじゃないんだよ。
と、急遽ライブペインティングならぬライブデザインが始まりました。
実際にセミナー中に使用したチラシ例の一つ、もとはおひつに入ったお米をメインビジュアルに、上のほうの暗い部分にイベントタイトルを入れているものでした。
代表はそのメインビジュアルを大胆にトリミング。文字をその場ですすすっと配置しなおし、新しいチラシに作り変えました。
トリミングも文字の配置やサイズも迷いなく一発で置かれていくので一見簡単そうに見えますが、実際に自分でやってみようとしたら難しさとすごさがわかりますね……。
デザインにはセオリーやルール、根拠があるものが多いけれども、最終的には「自分が良いと思えるものをたくさん蓄積することが肝心」ということで締められた今回のセミナー。
それはグラフィックデザインだけに限らず、イラストにおける構図づくりなどにも通じるものがあります。
ビルドに通っている利用者さんたちにもこれから、良いものをたくさん見て模写して吸収し、自分のデザインルールをたくさん作っていってほしいですね。
ゼロから覚える。実践で覚える。仕事にする。すべてがそろっているビルドでは、随時利用者さんを募集しています。
気になる!という方はどうぞお気軽にご連絡ください。