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【2022 新作】

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ブヒの作る革靴たち。
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#ハンドソーンウェルテッド

【新作】やっぱり鎚起加工をした内羽根のキャップトゥを作りました。

新作できました。 もう!わかったから!ってくらいに、やっぱり鎚起加工しました。 でも今回のは少し様子が異なります。 イメージは「煮色仕上げ」 銅合金の表面の化成処理の一つです。化学反応によって仕上がる色が変わるという、何とも面白い技法です。そんで仕上がった物も最高に美しいです。 そんな金属のような風合いを表現しています。 元々はグレーのクードゥーレザー。 その上から、紺や緑、赤などの色をパティーヌの要領で染料をのせていきました。 光の加減で色が変化する金属のような風

【新作】クードゥーを鍛金みたいに加工してプレーントゥの靴を作りました。

新作できました。 今回も!器をイメージした靴です。 前回(コレ)と、使用している革は同じです。アイ・ラブ・クードゥー。 今回はアッパーも鎚起加工を施しました。 ボコボコとした立体感が面白い表情になっているのではないかと思います。 クードゥー革本来の荒々しい傷や風合いに鎚起加工が加わることにより、更にワイルドな靴に仕上がっていること間違いなしです。 今回のソール周りは「青銅」のイメージ。 ブヒ念願のレザーを青銅のように見せた仕上げ。 青緑色の鈍い光を表現しました。

【新作】クードゥーで器をイメージしたチャッカブーツを作りました。

新作できました。 器をイメージしたチャッカブーツです。 「え、器って言った?」 そうです。あのご飯食べるやつです、お茶飲むアレです。器(うつわ)です。 遡ること今から20年弱前のこと。 ブヒは陶芸家の道に進むことを本気で考えていた時がありました。 悩んだ末、結局はこっちの道へ来ましたが、今でも自宅に窯がほしいなとか考えなくもないです。私も陶芸やりたいです。 陶芸って素晴らしいですよね。 一点モノならではの味わい、一つ一つ異なる表情。使い込むほどに愛おしくなる器たち。

【新作】ホールカットのアンクルブーツをハンドソーンノルべジェーぜ製法で作りました。

新作できました。 贅沢な一枚革を使用したホールカットのアンクルブーツです。 一枚のパーツから成るホールカットは、大きく部位が必要となるので贅沢と言われています。むしろ一回で切り終わるし、何回も縫製しなくていいから、ラクなんちゃうんー?と思った方もいらっしゃるかもしれません。妻もそう思っていました。 「手ぇ抜いてるんちゃうん?」「違うわ!」そんなやりとりがありました。笑 しかし、革の傷や穴開きなどを避けてパーツを取るのは、良い革でないと案外難しいこともあるのです。革の向