Webアプリ開発の革新的発明!【Nocode】
皆さんこんばんは!バグプログラミングです。今回は最近急速に普及しつつある「Nocode」というツールについてお話しします。近年、初心者でも、プログラミングの知識がなくてもアプリ開発ができるとして注目が集まっており、10年後には、誰もがスマホ片手にノーコード開発をする時代が来るとも言われています。その詳細について触れていこうと思います。
【Nocodeとは?】
そもそもNocodeとは、「コードを書かずにアプリやサービスを作れる技術」のこと。パワーポイントの様な操作性で理解がしやすいのも特徴です(ドラッグ&ドロップのみでWebアプリの画面を完成させるイメージ)。初心者でも、触ってから実質1時間でアプリを開発できたという報告もあるので驚きです!
最近ではサービスがどんどん進化しており、画面上の見た目(フロントエンド)だけでなく内側の機能(バックエンド)もNocodeで作れるようになっています。
通常なら、PMやエンジニア、デザイナーに依頼したら資金も時間も莫大に費やして開発することになります。バグの修正やデモンストレーションだけでも数週間を要しますが、Nocode を使えば一人で1週間で全てやり遂げられると言われています。すでに超大手企業(google, Microsoft, Amazonなど)もNocodeに力を入れ始めており、Amazonは2020年6月25日にAWS(Amazon Web Services)からアプリ開発サービス"Amazon Honeycode"を発表しました。
【Nocodeの何がすごいの?】
一言で言うなら、「開発コストが格段に下がるので、ローリスクで新しいビジネスにチャレンジしやすくなる」点です。つまり、市場への参入のハードルが下がり、「とりあえず試そう」とアイディアをどんどん試せる時代になったといえます。これにより、ニッチな市場に参入しやすくなります。例えば、イギリスでは、音楽スタジオの貸出サービス「Studiotime」が、アメリカでは船を持つ人の船着場マッチングサービス「PierShare」が、Nocodeで生み出されました。
アイディアを低コストで、かつ素早く実現しやすくなりました。また、修正やアップグレードも素早く行えるため、PMF(プロダクトマーケットフィット)に適した、つまり「サービスが市場や顧客のニーズにピッタリとハマっているのか」の状態に合わせて微調整を行うことがきます。
【Nocodeでプログラマーはどうなるの?】
もしNocodeが普及したらプログラミングは淘汰されてしまうのか?そんなことはありません。これから先Nocodeの価値はどんどん高くなり、より高機能な、より複雑なシステムやサービスが求められます。しかし、Nocodeを作っているのはプログラミング言語です。また、現役のエンジニアは両方を使いこなし、フロントではNocodeを、バックエンドではプログラミングやAPIを活用して作業効率を上げています。
最後に、Nocodeの普及により優秀な個人がこれから活躍しやすくなります。個人でサクッと開発できるようになるので、失敗のリスクが小さくなり、ビジネスやマーケティングで勝負することが可能になります。2020年代は、「ビジネスセンスとマーケティングで活躍する個人が増える」時代が来ることでしょう。