程よい硬さ
タイムリミットまで数時間(ブログを書くというノルマの)。
書くことは決まっていたんですが内容が内容だけに筆が進みません。しかし書きます。失敗記録です。
製作途中の椅子が割れました
いつだって程よい硬さでほぞを作るのって難しいんですが、先日椅子を仮組みし、よし次は本番だ!と叩いて外していたところで、割れました。
少し硬いなとは思っていたんですが、何度か仮組みした時は問題なかったので大丈夫と思っていました。
原因は大きく2つと思っています
①ほぞ穴部分の材料が薄く強度がなかったこと。
この椅子はつなぎ目が滑らかな3次元曲線になるように材料を削り出して仕上げるんですが、組んだ後の作業が早く済むよう組む前にギリギリのラインまでほぞ穴付近を削っていました。
割れた部分は材料が薄くなっていて、外す時の引っ張りに耐えられなかったのではないかと思います。
以前はここまでギリギリに削らずに組んでいたんですが、2年前くらいからこのやり方にしたんですよね。ここ薄くなるよなぁ大丈夫かなぁと確かに思いながら…。
②作業に時間がかかりすぎていたこと。
実は穴とほぞを作る作業は半年前に終わっていました。その時にももちろん一度仮組みをしている訳です。わかりにくいけどこんな感じで。
そもそも作業できる時間が少ないにも拘わらず去年はその後試験勉強などに追われたり、先に他のお客様の分を作ったりと手付かずの状態に。
木が動いていたと考えます。これはものの新鮮さもなくなるし本当に良くない。
今後の対策として
流れの中で作業をする。
一気に完成までは無理でも組むところまではスピーディーに、削るのは後からという工程を徹底しようと思います。作業が途切れ途切れになると、前回終わったところの位置に感覚が戻ってくるのに余計に時間がかかりますし、その余計な時間が積み重なったら…。
キリの良いところまで、途切れずに作業をすることを心がけようと思います。
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