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バグダッドカフェニートボーイ

大学を卒業し、普通に働いていれば新卒3年目に入る世代だ。

新卒で入った会社を半年で辞めて
実家の家業も1年で辞めた

友人に口説かれ、次の人間活動の拠点を大阪に移す取り決めを図ったのだが

全然就活進まない
ニート楽しすぎる

このままではダメだと思い、とにかく家を出て平日の昼間からフラフラと散歩がてら喫茶に赴き、無理矢理にやる気を起こす。

それでもやる気は出ない
そもそも潜在していないのだ、無いものは無い

ナメック星の最長老に手をかざされてもきっと何も起こらない
素のまんまフリーザと対面して、良いところせいぜい時間稼ぎの1話分ほどに使われるのが関の山であろう。



田舎のカフェには怪しい勧誘などなく

8割がお年寄りの憩いの場として活用され
残りが隣同士で頭を預け合う学校帰りかずるけているカップルと
何故だかでっかいスーツケースを携えた黒髪の乙女と
奇抜な服装の無精髭を貯えたニート
で構成されている。

以前ならばこういう雰囲気に呑まれてチルったりエモいとか感じていたのだが、何も感じなくなってしまった。

大人になったのか
いいや、喫茶店のくせにタバコが吸えないため湧き上がる禁断症状に欲求を支配されているからか。



とにかくタバコが吸える喫茶店に行きたい、チルったりエモいとかを取り戻したい。

私の目指す次の拠点にはそれがある

大阪には純喫茶が大量に点在している
そのために大阪に行きたいまである。

大阪は古い街並みと新しいビル群が混在していて実にカオスだ
そこがとても魅力的で、魅入られた。

だから、こんな駄文を書いていないで、早く就活をしろ
とりあえず適当に入れた転職アプリの登録をしろ


灰の水曜日と
爆ぜざる一隻や
彼ら互いに座すのみ


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