24歳昼飯を食い過ぎて路地裏で倒れる
この歳になってまだ昼飯のちょうど良い配分がわかっていない。
先日友人が大阪でばーべきゅーなるものを開催すると言うのでサンダーバードを乗り継ぎ彼の地に馳せ参じた。
前乗りをした私は友人宅にて一時的居候の立場となった。
明日のばーべきゅーは日が暮れる頃よりヴィラの屋上で行うため、軽く昼食をとってから行こうかと開催地近辺の適当な飯屋を探していた。
これが間違いだった。
見つけてしまったのだ。
大阪最強の中華、551なる伝説を。
翌日、陽が照る日中
正午を少し過ぎたあたり。
私たちは大阪のきったねえ路地裏で動けなくなっていた。
胃袋には本来入れてはいけない量の中国がぱんぱんに詰まっており、一歩も動けなくなっていた。
角煮ラーメンチャーハンセット、天津飯、海老チリ、豚まん、それにビールにレモンサワーが胃の中で蠱毒のように争い、口から這い出ようとしてくる。
中華で腹がパンパンだ
シャンシャンだリンリンだ
だめだ、思考が中国に支配されている。
彼の共産主義国家の監視システムが豚まんを通して私の脳を覗いているのだ。
やめろ!
わかったもうやらない!
ごめんなさい!バーベキューの前に中華で腹一杯にしてしまいました!
もう何も食べたくありません!肉なんて見たくもありません!
もうしません!申し訳ありません!
私たちは命からがらに灼熱のアスファルトから這い出て、奇跡のオアシス喫茶店へと敗走した。
私は、ヤニがこびりついた天井を見上げなんとかタバコに火をつけた。
なっさけない
この歳になってまだ昼飯のちょうど良い配分がわかっていない。
ニートのくせに昼飯で5千円も使ってしまった。
なっさけない。。。
結局休み過ぎて集合時間に遅れて怒られてしまった。
これまたなさけねぇよ
楽しみにしていたバーベキュー
私は全力で肉焼きに徹した
罪悪感と満腹感から逃れるために
延々と、肉を焼き続けた。
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