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知らないなんて人生損してる!インド音楽の世界第2回:バンビ・ベインズ
第2回はジョニタ・ガンディをやるつもりだったのですが、先にバンビ・ベインズを紹介しておこうと思いまして。
というのも、インドの歌手が世界に進出した成功例として先に紹介しておこうかなと。
正確に言うと彼女のスタイルはイギリスポップと、バングラデシュ音楽のフュージョンサウンドであるが、伝統的なものと現代のものを組み合わせたスタイルで成功しているという点で、インド音楽には直結する部分が多く、バンビが成功しているということは、インドのアーティストも活躍できる道筋があるということだ。
バンビ・ベインズはインドからイギリスに進出したわけではなく、生まれ自体がイギリスであり、今もイギリスのロンドンで活躍している。
ポップソングからヒップホップ、バラードまで幅広いジャンルを歌いこなすアーティストであり、スーパーモデルのような美貌から、インフルエンサーとしても有名なのだ。
イギリスのテレビ局BBC主催の音楽イベントへの参加やコモンウェルスゲームズ2022の公式テーマソングに「My City」が選ばれるなど、イギリスで大活躍。
バンビこそデジタル化の波に乗って、ネットから人気を得たアーティストといえるだろうし、何よりインドのアーティストが世界で活躍できるという証拠を提示したパイオニアでもあるのだ。
バンビのようにイギリス在住でなくても、インド、バングラ、パキスタンの若手アーティストは、近しいほどにハイレベルな逸材がゴロゴロしているし、母数が圧倒的に多い。
そんなアーティストがインド映画と同じように世界に放たれようとしている。
デビュー当時は、まだ民族音楽色が強かったバンビではあった。これはこれで味があって良いのだが、今では独自の路線を切り開き、見事なまでのフュージョンサウンドを作り出している。
今後の世界的な活躍が期待できるアーティストであることは間違いない!!
次回はちゃんとジョニタ・ガンディを紹介します。
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