見出し画像

1982年のTikTok 6

私は、ベッドの中で、まだ寝たふり・・・。

このまま、時間が止まってくれればいいのに・・・。

あなたは、さっさとシャワーを浴びて、洋服に着替えている。
あ~~~ここから、虚しい時間が始まる。

簡単に身体を許すんじゃなかった・・・。

いつも、後悔。

彼が、私の顔を覗き込んできた。
私は、枕のふもとから、じっとあなたを見つめると、

『食事にいこうよ。美味しいお店知っているから・・・』

ウソっ!食事?!
こんな人、初めて・・・。

いつもなら、このまま家に送られて、帰るのが普通なのに。

私、この人と真剣につきあってみたくなった。

いいなと思ったら応援しよう!